自分軸で生きるということ
はじめましての方ははじめまして。また来てくださった方はありがとうございます。
ごきげんいかがでしょうか?kazzです。
今回のテーマは「自分軸」という考え方についてです。
これはいま、わたし自身がテーマとして向き合っているものでもあります。
皆さんは「自分軸」で生きていますでしょうか?
なんとなく考えてみると「うん、自分を軸に生きていると思う」と答える方が多いかもしれませんが、よく考えてみると案外そうではない方も多いかもしれません。
今日はちょっとあなたのお時間をいただいて、一緒に自分軸で生きることについて考えてみませんか?
自分軸とはなにか?
自分軸とは、ものごとの決定や目標を自分で決めて行動をすることです。
すごく簡単なところでいうと
「今日何を食べようか」とか
「明日はどこに行こう」とか
「どういう仕事をしようか」とか
そういった意思決定の軸が「自分」であることを意味します。
ん?自分で決めているから、それは全部意思決定は自分軸なんじゃないの?
わざわざ自分軸なんて呼ばなくてもよくない?
と思った方、それは自分軸について深く考える入口にいます。
自分軸の反対語は他人軸と呼ばれます。
他人軸と自分軸の違いについては以下のように考えるとスッキリすると個人的には思っています。
他人軸の考え方
他人軸の考え方はこんな感じです。
相手(他人)がどう反応するかで自分の行動や発言を決める
社会において常識、マナーと言われる考え方を尊重する
流行を大切にする
他人によく思われたい、評価されたい
他人軸の人の考え方は、「自分が誰かに評価される立場である」ということを念頭に置いている考え方です。
例えば親しい友人のグループで遊びに行こうと誘われたとします。
仮にグループの中の誰かが「カラオケに行こう!」という提案があったとします。
わたしはカラオケが嫌いです。でも「わたしはカラオケが嫌いだからいかないよ」とは言いづらいものです。それはなぜでしょうか?
それは「友達に嫌な顔をされたくない、空気を読まない人間だと思われたくない、場の空気を乱したくない」という「他人軸」な考え方が生じているからです。
本当に気の置けない友人であれば
「わたしはカラオケが苦手だから他のことがいい」
「わたしはカラオケが嫌いだから今回はパスするね」
と言えるはずなのです。
でも、多くの人は他人軸な言動をしがちです。
それは他人軸な行動の方が衝突が少なく、無難だからです。
そして他人の顔色をうかがうその無難さの代償は「ストレス」となって自分に返ってきます。
自分軸の考え方
自分軸な考え方はどうでしょう。ちょっと例にあげて考えてみましょう。
自分が本当にしたいこと、実現したいことを優先して行動する
他者の評価は気にしない
他人の意見や流行に左右された意思決定を大切にしない
他人の顔色をうかがうような言動をしない
見て分かるとおり、自分軸の生き方は「自分の人生を自分のために使って生きて」います。
やりたいことを自分で決めて、自分の行動に責任を持って突き進む考え方です。
なぜ自分軸が大切なのか
自分軸な生き方のメリットはなんでしょうか?
かつてわたしは他人軸の人間でした。
「わたしが頑張ることで、誰かが助かるはず」
「わたしが我慢をすれば、ほかの誰かが喜ぶ」
「誰かのために生きることは、尊いことだ」
「人の意見を聞いて行動することで、評価される人間になれる」
そんなことを考えて生きてきました。
結果は仕事のし過ぎ、ストレスのため過ぎでうつ病になり一時期は職を失いました。
極端な例ですが「他人軸で生きること=他人に評価されるような生き方」をしたところで、ためた分のストレスを他人は担保してくれないのです。
実際、わたしがうつ病で倒れてしまっても、わたしを評価してくれていたはずであろう人職場の人たちは、誰もわたしを助けてくれませんでした。
ほんとうに極端な例なのですが、他人軸の生き方には「あまり意味がない」んです。
また、他人軸の生き方は「ひとまかせ」とも考えることができます。
あの人が言っていたから…
常識的にこうだから…
みんながやってるから…
多くの人が選ぶ選択肢は、果たしてあなたの本音において幸せでしょうか?
その「単に選んだ人が多いだけの選択肢」は、果たして安全なものですか?
納得ができますか?
他人軸の意思決定には「自分の責任をほかのなにかに預けてしまう」というデメリットがあります。
わたしはうつ病になったとき、だれも助けてくれないときにそれを思い知りました。
「会社のために頑張って、周りの人の助けになるようにふるまったのに、なぜ自分が倒れた時は誰も助けてくれないのだろう?」
そう思いました。
答えは簡単です。
わたしが勝手に他人軸に生きて責任を他人に預けていたからです。
他人からしてみればいい迷惑です。
頼んでないのに倒れるまで他人のために動くなんて、誰も求めてなんてないですから。
自分軸で生きていれば、失敗も自分の責任と捉え、前向きに次の成功への糧にすることもできましょう。
自分軸で生きていれば、倒れてしまうその前に自分でブレーキをかけてうつ病になることもなかったかもしれません。
人のために生きることは美徳ではありますが、自分を犠牲にしてまでやることではないとわたしは思います。
だって、自分が元気でないと、大切にしたい誰かに手を差し伸べることもできません。
だからこそ、自分の気持ちや意思決定のハンドルをしっかり握っていられる自分軸な考え方は大切なのです。
まとめ
他人軸の生き方は他者のとの調和が取りやすく、他者とうまくつきあっていくためには必要な部分もあります。
ですが、他人軸にすべてをゆだねてしまうと、自分のこころを抑圧してしまうことになってしまいます。
ストレスをためずに、自分の生きたい人生を生きるためには、大切な決定や譲れない部分をしっかりと持ち、自分軸で判断する力も大切なのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
自分軸の生き方、とくに日本人の気質的に難しい部分もあるかもしれませんね。
わたしも勉強中の考え方ですが、自分軸の考え方はとても頭の中がシンプルになるという特長があります。
自分がやりたいからやる。やれるからやる。
人がどう思うか、どう評価されるかは大きな問題ではない。
皆さんも周囲からの期待や抑圧につぶされそうになってしまったとき、この自分軸の考え方が役に立ってくれると思います。ぜひ参考にしてみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
よい一日を。
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