№6118:トレーナーは「正しいことを執行する人」で「正しいか正しくないかの基準をつくる人」ではない
こんにちは。FBL大学学長&スモールジム会長の遠藤です。
2013年から「少人数型会員制オンラインビジネススクール(FBL大学)」を運営し、2020年から約20坪タイプの「スモールジム」を全国に展開中です(2024年度内に全国50店舗体制見込み)。
さて、昨日は「偽情報に騙されるな」と記しました。
昨日に限らず、私はこのことを繰り返し繰り返し言っています。
何故なら「肉は食べるな」「牛乳は毒だ」「白米はからだに悪い」「マグロは食べるな」「食品添加物は一切口にしてはいけない」などなど、こういったいい加減なことをしたり顔でメンバーさんに伝えているトレーナーやインストラクターが少なくないからです。
「●●が毒」なら、上記のすべてを60年間実行している私はとっくにどうにかなっているはずです。
が、まったくそうなっていない。
この時点で「ウソ」であり「思い込み」なのです。
こういったことを本人がやる分には結構です。
「人に強要するな」「あたかも正しいことかのように人に話すな」ということです。
トレーナーやインストラクターというのは「正しいことを執行する人」です。
「正しいか正しくないかの基準をつくる人」ではありません。
わかりやすく法律で考えます。
法律をつくる人は国会議員や官僚です。
で、法律を正しく運用する人が裁判官です。
この両者は別のものです。
医師等に中には臨床試験等を通じて最新の医学の発見に尽力している科学者的な立場を兼用している人もいますが、トレーナーでそんなことをやっている人はいません。
つまり、トレーナーは「医学で正しいと決まっていること」を執行すればそれでいいのです。
トレーナーの立場で「世の中の医学は間違っている」などと言うことは許されないのです。
こう言うと「医学は全部正しいのか。間違えることはないのか」みたいな屁理屈を言う人が必ずいます。
安心してください。
最新の医学は10年単位で知見が更新されます。
それを待ち、知ればいいだけのことです。
トレーナー、インストラクターは常に最新の医科学に基づいて行動する責任があります。
明日もこの続きを記します。