№6079:「やる気がない」のではなく「やる理由がない」
こんにちは。FBL大学学長&スモールジム会長の遠藤です。
2013年から「少人数型会員制オンラインビジネススクール(FBL大学)」を運営し、2020年から約20坪タイプの「スモールジム」を全国に展開中です(2024年度内に全国50店舗体制見込み)。
さて、新年度が始まってから約1ヶ月が経過しました。
1ヶ月前は「新たなチャレンジを始めよう!」という意気込みや広告がたくさん見られましたが、現実にはほとんどの人が新しいことに取り組んでいないか、始めたものの途中で挫折してしまったでしょう。
これには「新しいことを始める動機がない」という理由があります。
何かを成し遂げることができないのは、それを行う理由が明確でないからです。
読書をしない、ダイエットで挫折するなど、さまざまな行動が行われないのも、単にやる気がないのではなく、その行動をする理由が欠けているからです。
人間は行動する理由があれば、それに基づいて行動します。
例えば、お腹が痛くなればトイレに行くのは、その理由があるからです。
しかし、会社に縛られた社会人には行動する明確な理由がありません。
会社というのは言われたことに従う場所だからです。
「理由」がなくても「服従心」があればやっていけます。
このような状況下では、当然行動する意欲も湧かないでしょう。
一般的に行動しないことや新たなことに取り組めないことは否定的に捉えられがちですが、上記の通り私の基準では逆です。
やりたいこともないし、新しいことをやる意欲もないのが当たり前です。
こう考えれば「自分探し病」という状態に陥ることはありません。
「自分は何者なのか」なんていうことに悩む必要はありません。
むしろ、日々の生活を楽しむことを当たり前として受け入れ、前向きに進んでいくべきでしょう。
もちろん、リーダーは違います。
やるべき使命や、やるべき理由に突き進んでいくのがリーダーです。
その迫力や気概や行動が周囲の人たちを牽引します。
要は「リーダーじゃない人がリーダーの価値観に引きずられる必要はない」ということです。
ここには明確なラインがある。
私はそう思っています。