№6119:こういう人が「偽情報」に騙される
こんにちは。FBL大学学長&スモールジム会長の遠藤です。
2013年から「少人数型会員制オンラインビジネススクール(FBL大学)」を運営し、2020年から約20坪タイプの「スモールジム」を全国に展開中です(2024年度内に全国50店舗体制見込み)。
さて、昨日、一昨日と「疑似科学」「ニセ医学」について書いてきました。
このような「偽情報」が何故、出回るかと言えば「信じる人」がいるからです。
疑似科学専門家がインチキなことを吹聴しても信じる人がいなければ、その偽情報はまったくの無力です。
が、まったくそうはならない。
それは以下のような特徴を持った「偽情報に騙される人」がたくさんいるからです。
1つは「情報リテラシーが低いこと」です。
新聞も読まない、本も読まないで、家の中でテレビやヤフーニュースばかり見ているような人は、視野が極小となり情報の真偽を見分けることができませんから目の前の情報の影響を受けます。
2つは「自分の頭で考える癖がないこと」です。
日本の教育は暗記教育です。
先生の言ったことに忠実なことが良い生徒の条件です。
それが小学校、中学校、高校、大学、そして会社に入っても続く。
故に情報を疑わずにそのまま受け入れてしまいます。
3つは「感情的なこと」です。
「感情的=反応的」です。
このような人は感情に訴える情報に対して冷静に対応できません。
だから「●●を食べたらガンになる」と言えば、一発で騙せます。
反応的というのは「未熟の最たるもの」といわれています。
これを鍛えることが「人間力の向上」なわけですが、大人になっても「人間力の向上」に取り組むことはいっさいありません。
なのでFBL大学では「FBLのための人間学」という講座を展開しているのですが、このような取り組みは稀でしょう。
まだまだありますが、ひとまず最後は「エコーチェンバー現象」です。
これは誰にもあるものですが、自分の意見や信念と一致する情報ばかりを求めたがることです。
これが「過去の自分の不幸」と重なるとエコーチェンバー現象は強化されます。
例えば、喘息の人が「●●を食べると喘息になる」という偽情報を聞くと、それを信じたがるようなことです。
いずれにせよ「騙すのは簡単」ということ。
明日は「そうならぬためにどうすればいいか」を記します。