生き物たちの暮す森|No.005「粘菌」
動物でも植物でもキノコ(菌類)とも違う「粘菌」をご存知ですか?
春日山原始林でも奈良公園内でも、梅雨明け頃から10月頃まで気温と湿度の条件が揃うと突然現れる不思議な小さな存在。
朽ち木や切株の表面、枯れ葉の上などに現れるので、注意深く探せば簡単に見つけられるのですが、ほとんどの人が知らないし、見た目がカビっぽいものや、アメーバ状だったり、もの凄く小さかったりするので気づいていないだけなんです。
今回紹介する粘菌は、どこの森でもよく見かける黄色をしたアメーバ状のキフシスス