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熊野古道伊勢路を歩くday3#6

三瀬の渡しから今日のゴール、JR三瀬谷駅まではおおよそ 3km。おそらくは単調な道が続くのだろう。
お地蔵さんに守られた道標には、左くまのと書かれている。

この先が熊野古道

昔の人は、この道標を頼りに遠く彼の地まで旅をしていたのだろう。

しばらく道なりに進むと、三瀬谷砦跡の案内を見つけた。織田信長に追われた北畠具教がこの地に構えた際の貴重な砦跡らしい。
なんかレアな気がして、少しだけ寄り道をした。
外から見ると、こんもり土が盛られた丘の様に見れる砦だとだが、中に入ると土塁で囲まれた空間になっていた。

岡の様にも見える砦跡
土塁に囲まれた空間


写真ではわかりにくいが、ぐるっと囲まれた土塁に入ると、戦国時代の人達の息吹が聞こえてきそうな空間が広がっていた。

戦国武将の想いが冷めやらぬうちに出てくるのは、清滝を見守るお不動さんがある。実はこの場所、国道42号線からすぐのところにあり、何度も通っていたが、全然気が付かなかった。
だから歩くのって楽しいんだ。

清滝(きよたき)

熊野古道沿いには数多くの歴史的建造物や神社仏閣。遺跡や名所がある。ほんとなら一つ一つ紐解いて知りたいところだが、そんな余裕もない。

自分のペースで、自分の行きたいルートで楽しむ。と始めたこのウォーキング。目に映る景色を楽しみながら歩いていくことが、僕には大切だと思った。

歩みを続けて約4時間。今日のゴール、JR三瀬谷駅に到着した。

ゴールとなると三瀬谷駅


予期せぬ山道やボディブローの様に地味に疲労が蓄積する上り坂。どれを取っても清々しい1日だった。

三瀬谷駅のすぐそばには、一富士と言う中華そば屋さんがある。昼食がわりに、定番の中華そばを食べた。

一富士の中華そば


疲れた身体に染み渡る味だった。

おまけ。
道の駅でないしょ餅と言うのを見つけた。
お土産で買って家で食べた。

あんこときなこのないしょ餅


うん。確かに買ってきたことを内緒にしたいくらい美味しかった。

2024年3月4日
9:00から13:00
気温9℃湿度56%
距離15.7km total49.7km

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