見出し画像

アマゾンの先住民に衝撃を受けた!

昨年(2024年)、アマゾンのジャングルに暮らす先住民族が目撃された。

全く彼ら(南米の先住民族)の状況を知らなかったので、まだ生き延びていてくれたことに、とても衝撃を受けた!すごい!

断片的にしか知らない情報だったが、今週、NHKは3本の番組をオンディマンドに載せている。それらを観て、更に衝撃が深まると同時に、とても深く悲しくなった。

彼らのように「文明と接触したことのない人間」を現地の言葉で「イゾラド/ aislado」と呼ぶのだそうだ。

NHKは、2014年に初めて近年出現したイゾラドを取材した。通常、文明に寄り付かない彼らが突如、アマゾン源流に近い村に現れたから。

それから10年ぶりに、彼らは再び姿を現したのだ。

観終わって母が、「どうして、彼らは出てきたんだろう?」と言った。

私には、彼らの現状は、日本で住宅街に出没する「熊たち」と全く同じように思える。

食物や獲物が取れるはずのエリアに、気候変動や開発のせいで、食物が見つからない。だから、自分が慣れ親しんだ森を出るしかない。出たくて出てるわけじゃない。

そのエリアは、人間の欲のために年々ものすごいスピードで減少していく。

イゾラドは、自分のエリアをどんどん奪われて、追い詰められている。残っているエリアに、さまざまな部族が集まり始めて、こんな状態になってしまったのではないか?

イゾラドのエリアを奪う代表的なものは、(違法)伐採業者だ。彼らは、ジャングルの木々を伐採して売ったり、開拓して牧羊地にしたりする。

これは、イゾラドのみならず、気候温暖化対策にとっても脅威であり、敵だ。

伐採業者たちは、イゾラドを銃で脅し殺す。だから、イゾラドがそんな悪人に報復するのは理にかなっている。

でも、その前にイゾラドが絶滅させられてしてしまいそう、アマゾンのジャングルと一緒に。

二酸化炭素排出量は、人間の経済優先思考によってますます増えるだろう。私たちの酸素は誰が供給してくれるのだろう?

Photo by Vickry Alvian, Unsplash

いいなと思ったら応援しよう!