Zoomin

プチ哲学者。日本の狭い視野や欧米の二分思想に辟易しながら半世紀以上生きてきた。日本人に生まれた意味は?欧米の個人主義と日本の集団主義のバランスは取れる?VUCAな社会や文化に影響されない、地球人の「自分の軸」を探し・育て、多くの人と関わって生きてる。

Zoomin

プチ哲学者。日本の狭い視野や欧米の二分思想に辟易しながら半世紀以上生きてきた。日本人に生まれた意味は?欧米の個人主義と日本の集団主義のバランスは取れる?VUCAな社会や文化に影響されない、地球人の「自分の軸」を探し・育て、多くの人と関わって生きてる。

最近の記事

みんな「変化」を嫌ってる

人は変化したがる、何も変えないで済むなら。 これは、私のメンターが言った言葉。 変わりたい、良くなりたい、達成したい、幸せになりたい、楽したい、夢をかなえたい・・・などなど。 「〇〇したい」、「〇〇になりたい」は全て「変化」を必要とする。 なぜなら、今無いこと・今そうでないことを手に入れたいのだから、何かを変えないと、そうならない。 でも、人間は変化を嫌う。 恐怖心を感じる。同じままが安心・安全だと、無意識が言う。 コーチングは、その「変化を嫌う自分」と「変化したい自

    • The way of circle: 風の時代の人間関係

      その昔、人間は火の回りに集まって温まり、語らった。 キャンプファイヤーや囲炉裏を体験したことある? その時、どんな気持ちだった? 火から目が離せない。何だか身体の芯が落ち着く。火を囲む周りの人たちとの一体感。嘘がつけない感じ、等々。人間にとって火は、驚異と恐怖の混じった尊敬の念「awe(畏敬の念)」を思い出させる。 そして、その火の周りに集まること、輪になることも、大きなパワー。 輪というのは、みんな等しく同じ距離で、中心にあるエネルギー物体にアクセスすることを容易にす

      • 事実は一つだけれど、真実は何通りもある。

        There are no facts, only interpretations.  事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。 Friedrich Wilhelm Nietzsche/ フリードリヒ・ニーチェ ニーチェは潔い。もし「事実」があったとしても、人間には関係なく、到底受け入れられない。だって人間は、自分の「真(自分にとっての本当・正解)」で世界を解釈していくことでしか、生きていると感じられないから。 「事実」を知った時点で、人間の感情や思考が反応

        • VUCAと風の時代

          VUCAという言葉をビジネスでは既に2010年代から使っていたようだが、私は数週間前に知ったばかり。VUCAは、日本の占星術系人の間で使われることば「風の時代」に似ているな、と思った。 「風の時代」とは、2020年から始まっている時代の質感のこと。それ以前の220年間くらいは「土の時代」として比較される。 面白いのは、「VUCA」も「風の時代」も、同じような時代の質感を総称したいのに、perspective/視点が全く違うこと。 VUCAは、「土の時代」視点からの表現で

        マガジン

        • "I am Home" ホームの記録
          16本
        • 「自分軸」って何だろう?
          16本
        • @kazumicoachのコーチング
          47本
        • 天空・見えないもの・哲学シェアリング
          32本

        記事

          「概念」を再定義する時代

          とうとう今週11月20日、太陽系で最も遠い冥王星(小惑星)が、山羊座から水瓶座へ移動する。これは、人類史のサイクルが変化する兆し。 現在、「土」エレメントの伝統、組織、所有、責任等を象徴する山羊座に滞在する冥王星は、「風」エレメントの先進技術、宇宙、革命、フラットな繋がり等を象徴する水瓶座へ移動し、20年近く滞在する。私たちが生きている間に、山羊座には戻ることはもうない。 そのため、人類史のサイクルが「風の時代」へ突入すると言われている。天空的には、他の惑星の動きも含めて

          「概念」を再定義する時代

          SNSをデトックスするために、noteにしたのに、無意識は「スキ」や「フォロー」に翻弄されていることに気づいた。

          これまでも何度もあったけど、この夏また急に、ソーシアル・メディア/SNSに嫌気がさした。つながっている人たちは私のtribe(部族)だと思っているし、とりわけ見せびらかしの人たちもいない。なのに急に嫌気がさした。 それは多分、Facebookで沢山「Like」をもらっている友人に、「やっぱり人に'Like'してもらうのは、気分いいよね」と言ったら、「そんなつもりで投稿してない。だって、ソーシアル・メディアからは、ほとんどお客が付かないし」と、カッコのいい「ソーシアル・メディ

          SNSをデトックスするために、noteにしたのに、無意識は「スキ」や「フォロー」に翻弄されていることに気づいた。

          Accountability: 結局、自分の人生は自分にしか変えられない。自分に責任をもつ。

          自分自身と様々なクライアントと向き合って思うこと。 どんなに高価なコースに行ったり、有名なコーチやメンターからコーチングを受けたり、貴重なアドバイスをもらっても、結局、自分の状況や生活は「自分」にしか変えられない、ということ。 何か困難に直面した時、時間が足りない時、まず最初に状況や環境が悪い、周りの人間(家族、パートナー、上司、同僚、友達、セラピスト、コーチ等)が悪いと思いたくなる。 または、自分が悪いと思って、自分を責める。他人がみんな凄く思えて、こんな自分は何もで

          Accountability: 結局、自分の人生は自分にしか変えられない。自分に責任をもつ。

          日本は良い国だと思った。

          昨晩、88歳の父が、階段から落ちて、一階の床で失神しているのを発見した。 その直前、私は3階の私の部屋で仕事をしていた。下の階で「ドスン」と何か鈍い音が聞こえたが、いつものように馴染みの飲み屋から帰った父が、下で何かしているだけだと思っていたので、放っておいた。 鈍い音が聞こえてから、無意識に耳をそば立てていたようで、その後とても静かになったことに気づいた。 これはおかしいと思って、階下へ降りて行ったが、2階に父の姿はなく、1階へのドアが開いていて、そこから覗くと、父が

          日本は良い国だと思った。

          時間と自分軸

          私たちは常に、時間に追われたり、時間があるとかないとか、考えている。 まるで、時間は私たちの生活の管理者みたいに、生活の中心にいる。なのに、時間についてあまり知らないし、深く考えたことすらない。 そもそも「時間」って何? 時間を、五感で感じることはできる?時計は、時間を測る機器だけど、時間そのものではない。 「時間」は、concept/概念であって、実在しない。 concept/概念は、どういう見方をするかで、全く違うものになる。だから、人それぞれに違った時間が流れる

          時間と自分軸

          「自信をもつ」プロセス

          「自信/confidenceを持ちたい」と言うけれど、自信って、持てるものなの? 「自信」は、概念/ concept。 conceptとは、目に見えない抽象的な考えとかイメージのこと。実在しないから、「自信」を持ちたくても、所有できない。 conceptを、ロジカルにtangible/ 有形・具体的だけで捉えようとすると混乱し、不安になる。有形な枠にハマらず、受け取る人により変わり、周囲の影響を受け易く、移ろい易いから。 無形で抽象的な事象には、自分なりに「理解すること

          「自信をもつ」プロセス

          蟹座と射手座 夫婦による、屋上ガーデンの破壊と再生

          天井の防水作業もやっと終わり、2週間ぶりに、父の植木と土が屋上に運び上げられた。 これまで植木は二週間の間、地下のガレージに置かれた。その間に持ち上げるのが楽なように、少しでもいらない植木を減らすよう、職人さんから依頼された。それなのに、父(88歳)は、その間殆ど、植木に水も与えず乾燥させ、減らしもしなかった。 そんな父を見て、私は「なんて無責任な親父だ!」と憤慨した。自分の植木なんだから、なんとかしてほしいと思った。でも、実は父の行動の深層心理が痛いくらいわかっていた。

          蟹座と射手座 夫婦による、屋上ガーデンの破壊と再生

          どの選択もベストでないけれど、選ばなければいけない時。

          地の時代は、今まさに終わろうとしている。 11月20日から、風の時代に本格的に入る。 冥王星が、山羊座から水瓶座に移動する。 今の地球上の人類が生きている間に再び山羊座に戻ることはない。 新しい時代になるということは、未知の選択を突きつけてくる。 これまでのように、「この選択が一番良い」というものがない時代。 革命期のようなカオスの状態。何が、誰が良いのか誰にもわからない時代に入った。 2020年以来、その前兆のような事態を経験してきた。 パンデミックで、マスクをする

          どの選択もベストでないけれど、選ばなければいけない時。

          初心者の「自分軸」トレーニング

          「自分軸」って言うけど、どういう風に探して、育てるの?具体的には何をやったら良いの? 「自分軸」は、誰もが持ってるもの。だから、後から手に入れるものではなく、消えたり、無くなったりもしない。もしかしたら、意識しないで使っているかもしれない。または、軸のバランスが崩れているのかもしれない。 日常の一つ一つの小さな行動に、意識を向けて認識していくことから「自分軸」の発見は始まる。まずは、以下の3つを試してみては? 1)「つられる」行動に気づき、「つられない」ようにしてみる。

          初心者の「自分軸」トレーニング

          「わがまま」と「自分軸」は同じか?

          「自分軸」と言うと、「それって、自分勝手のことじゃないの?」と聞かれたり、「自分軸って、わがままみたいに感じる」と言う人がいる。 自分を主張することを良しとしない日本の風習だと、クライアント(コーチィ)の多くは「自分軸」と「自分勝手・わがまま」は、本来は同じことで、ただ程度の違いだと思っている。「他人軸」で生きるのは嫌だけど、「自分勝手な自分軸」も受け入れられず、悶々とし、自分軸を育てることを躊躇してしまう。 ちなみに、「他人軸」とは、他人の意見に翻弄される生き方。他人の

          「わがまま」と「自分軸」は同じか?

          「こうでなきゃいけない」を捨てる

          昨日、自分の中に蔓延った「こうでなきゃいけない」を捨てるのは、なんと難解なことかと身に染みた。わかっているつもりでも、このパターンを自分に真に納得させるには、相当な忍耐が必要。 先日は、ブログはこうあるべきを捨てることができた。 だが、昨日は、今の二拠点生活に関して、私の心の奥深くに「人間は1箇所に安定するべき」という考えに苛まれ、自分を肯定できていなかったことに気づく。 私の真面目な性格は、「生活とはこういうもの」、「こうでなきゃいけない」という根深い考えを持っていて、

          「こうでなきゃいけない」を捨てる

          時間をコントロールできるか?時間とpriorityの関係

          タイム・マネジメント(時間の管理)は、コーチングではお箱のテーマ。 書店には、様々な著者が監修したスケジュール帳が所狭しと並ぶ。多忙を極める現代人は「時間が足りない」と感じ、あらゆる手段で時間を管理しようと試みる。 時間ってコントロールできるの? ここに24個の箱が並んでいる。一般的な平日に、どんなことをしているか思い出して、それぞれの箱を詰めてみてほしい。 中に入るもの例:睡眠、運動、食事、料理、仕事、社交、スマホを眺める、買い物、通勤・移動、勉強、趣味、休息、風呂、

          時間をコントロールできるか?時間とpriorityの関係