ビジネスに謙虚さは不要?
今回は以下の記事をもとに、
「ビジネスに謙虚さは必要か?」ということについて語っていきたいと思います。
率直に結論を言ってしまうと、
私はその答えに対してYes、つまり
「ビジネスに謙虚さは必要」
と考えています。
その根拠としてまず思ったことが、
これまで自分が凄いと思っている方々と直接お話しする機会があったら際に、その方々の態度は例外なく謙虚でした。
「いつもありがとうございます」や
「そうなんですね〜、それは良いと思いますよ」
という感じで、決して無碍にすることなく、上から目線で見てくることもなかったです。
人と接する上でいきなり頭ごなしにダメ出しや尊大な態度をとったところでメリットになることはないということをおそらく体感しているのではないかと思います。
と言っても、今回は伊藤忠会長の発言を頭ごなしに批判したいわけではないです。
記事の中で伊藤忠・岡藤会長からこのような発言がありました。
私はここがキーだと思っています。
「謙虚さは強さと自信に裏打ちされたものでないといけない。」
これなんですよね。
謙虚は自信があってこそのもので、自分の価値を下げて評価する行為ではないんです。
それは謙遜であって、謙虚ではない。
「謙虚」を辞書で調べると、以下のようにありました。
驕り高ぶらないなど色々書いてありましたが、私の解釈を加えると、
「自分の能力や立場に驕ることなく、どんな人に対しても控えめで慎んだ接することが出来ること」
こんなような意味になるかなと考えています。
つまり「謙虚」とは、実は「相手と対等に接する」という意味合いが強い言葉で、自分を卑下する言葉ではないということです。
その意味で考えると伊藤忠・岡藤会長の発言も分からなくはないです。
「相手と対等に接することが必要」
「そのためには自信に裏打ちされた謙虚さでなくてはならない」
というような意見であれば私は賛同します。
国際社会でどうもイニシアチブを持ちきれない日本に対する提言ということであれば、全く違和感はないです。
改めてまとめると、
謙虚とは、「自信があること」が前提の言葉なんだと思います。
言い換えれば、自信がなければ謙虚にはなれない。それはつまり謙遜や卑下であったりしてしまうということになります。
自分の持つ価値を誰かに提供するにあたって、そもそも「自信がない人」から提供されたいとは誰も思わないと思います。
「え、ちょっとそれよく分からないんですけど、みなさん良いと言ってるんで良いものだと思います」
という人より、
「この商品はお客様が困られてるXXという点に対して必ずお役に立てるものと思います。同じようなケースを何度も見てきた私は断言します」
という人の方が当たり前ですが、信頼できます。
「自信のない謙虚さはいらない」
この意見であれば、私はビジネスに謙虚さは不要だという点に同意し、
対等に接するために、自信に裏打ちされた謙虚さは必要と考えます。
したがって、謙虚さそのものは否定されるべきものではないというのが、今回の私の意見になります。
ただ、もちろん
「自信だけやたらあって対等に接する気がない」という人は論外ですよ。
(個人的にはこういう人が一番苦手)
今回の記事は前野夫妻(隆司さん&マドカさん)の放送にもインスパイアされたものでもあります。
ネッツトヨタ南国の横田さんによる「謙虚さがなくなるとどうなるのか」という話にも触れており、こちらも非常に興味深いので、今回の記事で謙虚さについて気になった方はぜひ聞いてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さんの貴重な時間を私の記事を読む時間に当てていただいたことに大変感謝です。
それでは、またお会いしましょう〜。