「自律」について
コテラスの谷吉です!転職や異動を直近で経験した方向けに、最速でスキルのキャッチアップができる学習サービス『ノツギ』を提供しています。
社内報をはじめた
今日の内容は1月1日に思いつきで社内報として投稿して、noteにも共有したいなと思ったのですが、だいぶ時間がたってしまいました。
改めて書きたいなと思ったのは、起業してだいたい1年経って、日々の密度濃い経験がそのまま過ぎていくのがもったいないと思ったからです。
社内共有した内容を一部加工して、ゆったりnoteでも公開していくことにします。
2023年の個人テーマは「自律」
そんな第一回ですが、今日は「自律」というテーマで書いてみたい。これは、年末ぐらい2ヶ月位かけてぼやっと考えていた、個人テーマだ。
周りからは、谷吉はけっこう「自律」しているのではないかと思われているのではないかと思う。
それは、遊んでるよりは真面目に働いているし、時間や約束はかなり高い確率で守るし、といった「勤勉」の類だ。
ただ、私が思う自律は、勤勉とかそういうことではなく、「ありのままの自分を守ること」だ。
ちょうど12/31に10xの矢本さんがnoteを出されていて、強い共感を持った。そこで、自分が考えていたことも「自律」というテーマでまとめてみることにした。
「自律」について本気出して考えた
私が実現したい「自律」は、大きく3つだ。
コミュニケーションにおける「自律」
ここ数日で、『NVCー人と人との関係にいのちを吹き込む法』という本を読んだ。NVCとは、Non-Violent Communicationの略で、評価や偏見を越えて、ありのまま「自分がどうであるか(感情や求めていること)」を表現して、「相手がどうであるか」を共感を持って受け止めるコミュニケーションだ。
NVC人と人との関係にいのちを吹き込む法
この本で推奨されているコミュニケーションは、まさに自律的なコミュニケーションといえる。この本を読んで、とくに私にとって、表現すること以前に、「自分が何を必要としているか」を見つけるのが難しいのだと感じた。
「言いたいことが言えない」というより、まず「言いたいことが分からない」状態。「自分の求めていること」が分からないから、自信がなくより言い淀んでしまう。
経営者として、「意思決定」が多くなるほど、自分の中に価値基準がないといけない。Yes / Noで話すことにそこまで慣れていないと、自分が何にスタンスを持っているのか表現するのは難しい。
言葉を押さえつけられる、すぐに否定される(と思い込んでしまう)ことがあると、自分の感情が強く反応する。「間違っていた」という評価を自分に下してしまい、自分の意見に自信がなくなる。その結果、もっと曖昧な表現になり、思っていることが伝わらない。
こんな状態が続き、呼吸が浅くなって自信がない時期があった。
幸いなことに、チームとしても成長して変わってきているとは思う。「自分が求めていること」を聞いて、要求を明確にすることが増えているし、ぽんからも「求めていること」を引き出してもらうコミュニケーションも増えている。
それでも、30年かけて作ったコミュニケーションスタイルを一気に変えるには難しく、ずっと変わらず残り続けるのだと思う。
チームのメンバー全員が自律的であり、それぞれを尊重する姿勢を作って、徐々に乗り越えていければと思う。
日常習慣における「自律」
日常においても、もっと自律を働かせたい。これはストイックに生きるということではなく、あくまで自分の価値観に寄り添う生き方を考えることである。一日一日に、自分をネガティブにすることを排除すれば、生活はもっと楽しくなる。
前提として、私は、自分に対する期待値が高いのだと思う(他の人には、自分のやり方があるので求めない)。怠惰な自分に対して、イライラモヤモヤしてしまう。これを解消するには、以下2つの方法しかない。
私は、これに対して②によって自律を果たしたい。つまり、期待値通りに動くために、流されるのでなく行動を自分で選ぶようにしたい。
例えば、
二度寝する→7時間必ず寝ることを選ぶ
お酒を飲んだ後に寝てしまう→本当に飲みたいときを選ぶ
付き合いで人と会う→自分が会いたい人を選ぶ
というように。
こういう行動は、偶然や直感を逃すことにもなるので、バランスは必要だが、ポイントは自分が選んでその行動をとっていることだと思う。自分の価値判断で、直感的に今やりたいなら、ルールは関係なくやる。
ダイエットや筋トレも、「しなきゃいけない」という考えでやるなら、それは自律ではない。逆に、美味しいものをたらふく食べたい、それも自分が意識して選ぶなら、自律になると思う。
この前、京都に行ってカレー食べてコメダ珈琲で仕事するだけの時間を過ごして、これが最高に充実していた。過去の自分なら「せっかく旅行したならどこか行かないと」みたいなことを考えていたが、好きなモノ・コトだけを選ぶことの充実感を知った。
#144 大人の旅は引き算 by tani.fm
#147 世界観カレーを食べた話 by tani.fm
期待値を下げることもできるかもしれないが、今は自分への期待値の高さを財産と考えたい。期待値を一生変えられないなら、それに合わせていく生き方にしたい。
考え方における「自律」
仕事のスタンスにも誰しもクセがあり、それを踏まえて自分を悪い考え方に引っ張られないようにするのも「自律」である。
自分のクセは、縮小最適に考えてしまうことである。仕事において、最適化はもちろん大事だが、大なたを振るったホームラン施策を出すことや、今やっていることが間違っているか立ち止まってやり直すことは、経営者なら必須スキルだ。
本当に必要なことを考えるのは怖くて、目をそむけたくなることがある。しかし、事業のピボットを経て、目を背けず決断することが重要だとひしひしと感じている。
また、得意でないことをやりすぎる、自分がやるべき仕事でないことをやりすぎる、というのもよく起きている。要らない仕事は捨てたり、人に任せられることは任せたり、仕組み化していくことも重要だ。これも今年はますます必要になるので頑張る。
最後に
いつも楽しみにしている「しいたけ占い」で、今年の上半期のやぎ座の占いにとても心が震えたので意思表明として最後に紹介したい。
今年上半期の山羊座の運勢は「新しいスタート兼クライマックス」。
まさに「自律」に近い話が多く、少なくとも半年はこれで間違いないんだなと感じることができた。自分の正解は自分しか分からない。粛々と今作っている最高のプロダクトを最高に磨いていく準備を進めたい。
思ったより長くなってしまったので、次からもっと短くサクッと書きます!
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