さがした光の姿。
暖かな日差しの中で、木漏れ日を見上げると
風が葉を揺らして、キラキラと…
そんな…
ありふれた時間が、好きなのです。
こんにちは、kazukame12です。
森に入ると、木漏れ日が…
ほんの少し、特別な世界観を見せてくれる。
太陽光は、点光源と言って硬い影を作ってくれます。
木漏れ日が、魅力的なのは、スポットライトのように「光と影を切り分ける」からなのかなと、写真での影を意識するようになって、感じるようになりました。
影を意識する。
そう言っても、ストロボを使って自分で光を作り始めて、僕も「気づけたこと」なので、普通に撮っていただけの頃は、恥ずかしながら理解していませんでした。
笑
ただ、ライティングを勉強すれば自然と気付くことですが…
それも、ハードルが高いと思う初心者の人にも、太陽の明るさだけでの撮影するときに、少し考えるだけで、見せたいものと、背景を分けれる“コツ”がります。
カメラのスペックは、関係ないので、スマートフォンでも同じです。
少しの目線を変えると、見えてきますよ。
笑
僕が、太陽光の下でどんな風に、見ているかを少し話します。
カメラは、Nikon Z50 の家電量販店でも、比較的、置いてある、初心者におすすめ…みたいなカメラで、撮影しています。
カメラ屋さんでしか出会えないような、ハイスペックなカメラで撮影するより、身近に感じてもらえるかな?
まずは、次の花を見てくださ。
そう、日の丸構図で、メインの花を中心部分にしています。
笑。
それは、構図の話し。
「太陽光」に、気づきましたか?
光があると陰は、出来ます。
陰を利用して、イメージをコントロールしています。
前回の僕の記事「自分らしい表現は、光に手をのばして気付く。」を読んだ人は、“意図”に気づいたかも知れないですね。笑
影を意識することで立体感…この場合は、まず奥行きの少ない場所で、ピンク色の花だけを意図的に印象づける必要があります。
見せたい花の後ろにも、花があるのですから…。
見せたい花の部分に、太陽光がちゃんと当たっていますね。
背景に咲いている花の部分は、日陰になっています。
つまり、陰を利用して、見せたい花と、背景の花では、明暗差があるように撮りました。
ボケ(被写界深度)で、1つの花を浮かび上がらせる方法もありますが、エントリーモデルのレンズキットでは“F値(絞り値)”で、誰でも出来るとは言いきれないので、今回は考え方に入れないで話します。
見せたい物を印象づける話です。
前々回の記事「森と、光と、風と。」を読んだ人は、ヒント…色の抜け!で、手前と背景の花で、色温度が違うことに、気づけたかな?
太陽光と比べると、陰には寒色がのるので、写真の部分的な色かぶりが出来ます。
太陽光に照らされている部分が、ホワイトバランスの基準になると、陰は寒色の色かぶりになります。
(あまり知られて無いですが… 晴天時は、1つの点光源と、もう1つの面光源があるからです。その面光源の色が陰の色温度を…少し難しいので、やめておきます。)
太陽光の当たった花は、色かぶりが無いので、色的にも、抜けのいいスッキリした印象になりますね。
言葉で、分かりづらかった人も、次の加工写真を見ると、分かりやすいかな?
明るい部分を強く。
陰の部分を暗く。
へんな加工をしてみますた〜。
これが、花が引き立つように、光を選んで撮るときに、僕の見ている「光と影」明るさの違いです…と言いましても、ここまでの差は、自然界ではおきないですね。
光と影を意識すると、どの花を撮ると良いのかも、迷うことは減っていきます。
太陽が少しずつ傾くのを待って、背景が影になったときに撮りました。
太陽は動くので、撮影のタイミングを合わせて撮るのが大切になってきますね。
構図的には、日の丸構図なのですが、光の強い部分を見ると、分かるかな。
真中の花の次に明るいのは、左の上に咲く花…
真中の花の向いている方向が、左側で真中の花の前側に、明るい部分があることで、露出の視線が誘導が出来ます。
花々の物語も左側で進行するように感じませんか?
右下のサインを入れたあたりは、イメージの死角になります。
日の丸構図で、目線を引き付けやすくして、露出のバランスで死角を作ることで、トリミングしたように、見る人が無意識に、右下を無視して好きなように、構図を変えて見られます。
右下を無しにしたら、3分割法や、4分割法みたいな感じにね。
奥行きが無いので、複雑ではないので、構図の参考になるでしょうか?
笑
あなたの好きな、光の姿は、見つかりましたか?
太陽光は、自由に変えられないので、ライティングも同時期に勉強すると、好きな光を見つけやすいと、後から思いました。笑
カメラは、光を記録する道具ですから、良い光をさがして写真に切り取ってくださいね。
葉が光を吸い込んだ瞬間、光の姿が見えて、美しさを感じます。
ネイチャースナップは、楽しいですよ。
笑
それでは、良い写真ライフを!