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最高の結果を出すファシリテーション
一人ひとりからの発言を促すこと
たたき台を活用すること
少人数に分けて意見を出し合うこと
発言ごとに文脈を確認すること
目的とゴールに立ち戻ること
この5つをマスターすれば、ファシリテーションの能力はぐっと上がるよってこと。
ファシリテーションって難しい。
そう思っている人多いんじゃないでしょうか。
今日は、『最高の結果を出すファシリテーション』という本から学んだことを紹介してみます。
一人ひとりからの発言を促すこと
会議を行なっていく中で、全員が発言できていますか?
多くの会議では、よく発言する人、それを聞いている人に分かれる場合が多いのではないでしょうか。
一部の人の発言で会議を進めていっては、主体性のある会議ではなくなってしまいます。
そこで、ファシリテーターは、「〇〇さんは?」と発言を振ることが大切なのです。
一見当たり前のことのように見えますが、会議の時間など制約があれば、見落としがちです。
焦らず落ち着いて、全体を見渡す余裕を持つことが大切です。
しかし、時間がある中でどうすれば良いか。
たたき台を作る
意見が言いやすく、時間効率も良くなるという魔法のようなもの。
それはたたき台です。
あらかじめ「たたき台」を作っておくことでアイデアを追加したり、新しい意見を反映したりすると、会議の効率がよくなります。
しかし、その「たたき台」には注意点があります。
それは、細かく作り込まないこと。
完璧にしてしまうとたたき台の内容に影響されてしまいます。
そのため、ある程度検討の余地を残しておくことが重要です。
「このたたき台の、ここの部分にアイデアをください」
「この案のメリットデメリットを検討して下さい」
などと投げかけることで、効率がぐっとよくなります。
少人数に分けて意見を出し合うこと
また、少人数に分けて意見を出し合うことも時間短縮の鍵を握ります。
例えば、9人で会議をしていたとすると、3人ずつ3つのグループに分けて時間を区切り話し合ってもらいます。
この時の注意点として、人数は4人以下にしましょう。
5人を超えるとグループの中でも発言に偏りが出やすくなるようです。
少人数で話し合うことで、参加者全員が一斉に話し始める状態になるので、会議が活性化した雰囲気に変えることもできます。
時間の短縮にもなり、参加者も伸び伸びと発言できる時間になるので、是非試してみましょう。
発言ごとに文脈を確認すること
議論をしている時、途中で話が噛み合わなかったり、論点が曖昧になる時ってありますよね。
これを簡単に解決することができるみたいです。
どうすればいいか。
一人一人の発言をその都度確認して言語化することで解決ができるのです。
「いまのは、〇〇ということですか?」
「〇〇さんがおっしゃ痛いのは、△△と□□の2つという理解でいいでしょうか?」
というように要約してあげれば、論点が曖昧になったりすることは防げます。
難しそう。。。
そう思った人。大丈夫です。
要約は間違っていても全然いいのです。
なぜなら、違っていた場合、本人が訂正したり補足してくれたりするからです。
そこから、「なるほど、〇〇さんが言いたかったことは、△△ということなのですね。」
とまとめることができます。
とにかくファシリテーターは、発言することが非常に重要なようです。
目的とゴールに立ち戻ること
話し合いを進めていく中で、
「ん?、結論にはどう導いたらいいのだろう?」と迷子になった経験も皆さんあるかと思います。
そんな時は、目的とゴールに立ち戻りましょう。
そもそもこの会議は、何のために行なっているのか?
どのような結果を出そうとしているのか?
この点に立ち戻って整理すれば、結論が見えてくるでしょう。
また、会議を終えるときには、
「誰が」「何を」「いつまでにするのか」
という役割分担を明確にしましょう。
この部分が曖昧になってしまうと、せっかくの会議が台無しになってしまう場合もあるようです。
この他にも、ファシリテーターとして活用できる術が多く記載されています
気になった方は、ぜひ本書をご覧ください。
『最高の結果を出すファシリテーション』
著者: 山田 豊 出版: ナツメ社
https://www.amazon.co.jp/プロ直伝-最高の結果を出すファシリテーション-山田豊/dp/4816363300