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Kazu
2024年10月18日 19:31
ザワザワする不穏な風が頬に過ぎる瞬間「お前は馬鹿だ」悪魔の笑いが聴こえる耳を塞いでも無駄目を閉じて私は安全地帯に逃げ込むそこは秘密の小部屋天井までの本棚にはびっしり隙間なく本が収まり立て掛けてある梯子は私を待っている「手に取る本は決まってる」そう呟いて梯子を上る『0309』ここに書いてあるのは二人が歩んで来た道程まだまだ半分以上は真っ白なページそこに記