【直樹の日常.34U】緩急
このところ不穏な動きを感じている。
2度目に目が覚めたのが12時で
明らかに睡眠に良くない兆候が見られる。
朝が起きられないと、危険信号とよく言われる。
普段なら一度覚醒するとその後寝付けないのが
常であったが、最近ではどうも強い眠気で
起きていられない。
図書館で借りた書籍がたまるのも、
直樹にとって一つの危険信号で、
注視しなければならない。
20冊まで借りれるのだが、
15冊をこえて家にたまってくると、いよいよまずい。
現在17冊だ。
10冊に届かないくらいが、正常値で
読みたいものが多いのにもかかわらず、
遅々として読書が進んでいないのは
何か目詰まりが起きている。
年間100冊くらいは読了するので、
月にすると8~9冊か。
一つは将棋の本が挙げられる。
将棋の書籍は他の本と比べて
1日に進めたとしても20ページくらいで
一手一手、考えさせられる事が多く
新書で100ページを読むくらい集中力を要し
そして一局対局すると、信じられないくらい汗が出る。
真夏の炎天下に一時間以上いるのと
変わらないくらいエネルギーがいるのだ。
その上、一手の差で勝ち負けが分かれる
ギリギリの精神状態で指している為、
終局しても緊張がいつまでも解けない。
それを自宅でやるのが将棋本だから
仕事を家に持ち帰っているようなものだ。
もっと緩急をつけていかないと。