40年来悩まされてきた謎の湿疹と慢性の下痢から解放され、心も身体も軽くなった(2)
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皆さんは、胃腸は丈夫ですか?
私は、昨年までは下痢体質で、一生治らないとあきらめていました。
小学生のころくらいからでしょうか、給食を食べ終わると、午後の5時間目の授業あたりからおなかが痛くなり、しょっちゅうトイレに駆け込んでいました。牛乳を飲んだ後に下痢になることが多かったので、私は乳糖不耐症なのかとおもっていました。
1.下痢体質で困ること
まずなによりも、内気な私にとって、学校でトイレにウンチをしに行くというのは、大変勇気のいることでした。おなかが痛いつらさだけでなく、授業中に手を挙げて「先生、トイレに行ってもいいですか。」と申し出ることの怖さ、クラスのみんなの目線とも戦わなければなりませんでした。
次に、朝はすごく神経質になっていました。学校へ行く前におなかの中のものを少しでも排せつすることで、学校でトイレに行くリスクを減らそうとしていました。
高校生の頃は、地下鉄の駅のトイレによく駆け込んでいたので、たびたび遅刻しました。
とにかく、外出・旅行時は常に緊急事態のことを想定しておかなければいけないのでそれだけでもかなりのストレスでした。おなかが痛くなくても、常に先のことを心配していたのです。
あと、私はお酒もカレーも大好きなのですが、翌日の朝は大変でした。かならず下痢するからです。せっかくのお酒も、おいしいカレーも、常に翌朝の非常事態のことが念頭にあるために、100%楽しむことができなかったのです。
2.何をやっても改善しなかった
下痢を治すために、本当にいろんなことを試しました。
まずは薬です。小学生の頃は正露丸が欠かせませんでした。たしかに痛みは治まります。下痢も止まります。でも、その時だけで、「完治」はしないわけです。なので、ビオフェルミンやミヤリサン、強力わかもとなどの整腸剤も試しました。飲み始めの頃は、よく聞きました。でもやはり「完治」しませんでした。
もちろん医者にも行きました。でも結局原因不明で、中学生の頃には「過敏性腸症候群」と宣告され、「ストレスをなくしなさい」という、何のためにもならないアドバイスをもらうだけでした。
高校生の頃、生物の授業で、消化酵素について学んだことで、消化酵素入りの薬を買って試したりもしました。しかしこれも「完治」とはなりませんでした。アメリカの消化酵素サプリも試しましたがダメでした。
3.消化酵素はタンパク質から作られる
高校の生物の授業で習ったはずでしたが、すっかり忘れていました。酵素の働きばかりを気にしていたのと、まさか自分がタンパク質不足だなんて夢にも思っていなかったからです。
私の体は、重大なタンパク質不足のため、消化酵素が不足していたのです。ごはんやお好み焼きを食べると胃がもたれました。脂っこいものを食べると胃がもたれました。消化酵素が不足していたからです。
別の理由で、プロテインを飲み始め、タンパク質を1日70gほど摂取し、ビタミンをしっかりとり始めて1か月ほどすると、なんと、牛乳を飲んでも、カレーを食べても、お酒を飲んでも下痢をしなくなりました。この状態になってから、ビフィズス菌や乳酸菌を摂取すると、毎朝バナナのような快便が。生まれてこの方体験したことのない快感です。
私の下痢の原因は、タンパク質不足による消化不良ということでした。
これも藤川先生の理論のおかげです。うつの方専用の本ではありません。是非お読みください。