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「介護者支援」について、お願いしたいこと。

 突然なので、驚かせてしまうようなことだと思いますが、お願いしたいことがあります。

 私は、臨床心理士/公認心理師越智誠(おちまこと)と申します。


目的

 このnoteの目的の一つは、家族介護者の心理的支援の必要性を、できるだけ広く伝えるということですが、それは、同時に、市区町村に「介護者相談」の窓口の設置を、政策レベルで考えてほしい、ということにもつながっています。

(地域包括支援センターでは「介護相談」は行われていますし、それは介護者支援につながる部分も、もちろんあるのですが、介護保険を利用できなくて介護をしている介護者もいらっしゃいますし、介護者専用の窓口は、全国的にはとても少ないのが現状です)。

 介護者の相談窓口を設置してほしいと思っているのは、残念ながら今も、2週間に1件のペースで起こってしまっている介護殺人事件を少しでも減らせる可能性になると考えているからです。この20年で、事件が起きるたびに、介護者の支援が言われながらも、具体的な対策がとられた記憶がありません。

お願いしたいこと

 そこで、今回は、どこまで届くかわかりませんが、直接、お願いをしようと思いました。

「介護者向けの相談窓口」の設置を考えている方は、いらっしゃいませんか?

 意欲はあるし、必要性も感じているのだけど、どこから始めたらいいのか分からない、ということはありませんか?

 行政の方だけではなく、企業や施設や団体の方、もしくは個人の方でも、いらっしゃれば、ご連絡をいただけたら、ありがたく思います。

 
もし、最初からメールなどでの連絡に抵抗がある場合は、コメント欄を使っていただくことから始めてもらっても、大丈夫です。


呼びかける理由

 このような場所で、こうした重要なことを、直接訴えることは、適切ではないかもしれないと、心理職としては思います。

 ただ、私が臨床心理士として、介護者への個別な心理的支援である「介護者相談」を10年続けさせていただいたのですが、それと並行し、そうした介護者相談の窓口の必要性も、機会があれば10年間、伝え続けてきたのですが、その相談窓口が増えてきた印象はありません。

 その間も、介護殺人事件が、残念ながら、目に見えて減少してきたわけでもありません。

 ですので、これからさらに要介護者が増えると思われる近い将来、私だけの努力だけでは、状況は変わらないと思い、なるべく早く、介護者を支える支援体制を整える必要性があると思い、こうして、直接、呼びかけることにしました。

 ご検討、よろしくお願いいたします。

                  臨床心理士・公認心理師
                           越智誠


(私が「介護者相談」として考えているのは、こうした相談窓口↓です)




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越智誠  臨床心理士/公認心理師  『家族介護者支援note』
 この記事を読んでくださり、ありがとうございました。もし、お役に立ったり、面白いと感じたりしたとき、よろしかったら、無理のない範囲でサポートをしていただければ、と思っています。この『家族介護者支援note』を書き続けるための力になります。  よろしくお願いいたします。

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