見出し画像

夏羽のユリカモメ

やっと会うことができた夏羽のユリカモメ。
冬羽から夏羽へユニークに変貌すると知った時から、いつか実際に見てみたいとずっと思っていました。

どこに見に行くかと考えて、
何年か前、鳥に興味を持ち始めた頃に
神奈川県横浜・山下公園での野鳥観察会に参加した時のことを思い出した。その時12月、ユリカモメがどっさりいたのです。

その観察会で撮っていた1枚
ちょっとわかりにくいですが
手前の鎖にズラーっと並んでいて驚いた


夏羽に会えるかもしれないのは3月中頃から
4月下旬、北へ向かう前のわずかな期間らしい。時期が来たら山下公園に行ってみようと楽しみに待つことに。

昨年4月初めいそいそ出かけ到着した時、
公園にユリカモメがいないことにびっくり。(遠い沖には数羽いた)沢山いるイメージが強すぎた。もう北へ行ってしまった後とか…?と動揺。
しばらくして公園寄りを旋回する数羽が現れてくれたが、まだ衣替えはしていない様子だった。せっかく来たけど…しかたない…とトボトボ帰宅した。


2023年撮影
おなじみの姿、冬羽
…でもちょっと顔にまだら出てるのかな?
それとも…?


2023年撮影
透けている羽の様子がきれい




そして今年は4月中旬に出かけ
またしても、全くいない!!…からはじまりました。ガッカリしながらしばらくウロウロして公園内のイベントに気をとられはじめた頃、サーーーッと飛んできた1羽。
えっ!!
ユリカモメ!!夏羽っぽい!!
いつのまにか他にも数羽やってきている。
わー!!速いし狙い定めなどできず、昨年同様スマホを向けてシャッターボタンをランダムに押す。


今日は全員欠席ですと言われた気がして
ガッカリさせてくれた図
(昨年もこれと全く同じ写真撮ってた)



キターー!!


換羽真っ只中、マーブル模様!



こちらはしっかり濃い色に



何だかいろいろ情報の多い
詰め合わせセットみたいなのが撮れていた
レンズ反射の光、
海王星?ミカヅキモ?などと連想する



波間にひと休みをはじめた様子は、今度はスマホにミニ望遠レンズを取りつけて狙ってみた。海寄りにさらに近づいてみるも柵がわりと低いので、ビビって慎重になる。

後頭部辺りは濃くならないのが
夏羽ユリカモメの特徴らしい


図鑑だと白い部分が頭頂まであって
お面のようにみえる写真もあった
なぜなのか質問してみたい


チョコレート頭巾
かわいいよー


撮れているかどうかと思いましたが
写真でも夏羽を確認することができて、とてもうれしかったです。

元気いっぱい舞っている様子を眺めていると今こんなに近いのにもうすぐここを出発し、身ひとつで飛び続けて何千キロか先の遠い所に行ってしまうなんてなぁ……なんだか信じられない…不思議だとやっぱりそんなことを思ってしまう。ものすごいことを黙~ってやってのけている。そしてまた何事もなかったように氷川丸の鎖にしれっと留まっているのかなぁ。
ハマの頭巾ちゃん、道中お気をつけて…。

(ぷかぷか浮いている写真以外はトリミングしています)

いいなと思ったら応援しよう!