分からない、と言っていい。
数年前まで、人に"わからない"と言えなかった。
バカにされたくはないなぁ…とか、恥ずかしいと思っていた。プライドがあったし背伸びをしてしまう自分がいたのだ。今思うとくだらない理由だが、なかなかその一言が言えなかった。
今は言えるようになった。分からないと言っていいんだ、と自分で自分に許可を出せるようになった。
とはいえ、まだプライドが顔をだす時はある。それに、分からないと言ったら言ったで、目の前の相手がニヤッと笑った時やわざわざその話を他人に伝える人がいたりすると、嫌な気持ちにはなる(これらは相手の人格の問題だなぁ…)。
ただ今は。
分からないことは分からないと言う。
そもそも、分からないことがあるから
今より知識が増える。
人と話すきっかけが出来る。
人を頼るきっかけも出来る。
"分からない"ことは、けして悪いことでも恥ずかしいことでもないんだな、と今は思えるからだ。