怒りやすい人の特徴と怒りのトリガー

怒りやすい人の特徴と怒りのトリガーについて書いていきたいと思います。

まず怒りやすい人の特徴について、どんなことが挙げられると思いますか?
いつもイライラしている、高圧的、言葉がきつい、せっかち、などなどのイメージでしょうか。
しかし、実はそれらは怒りやすい人の特徴ではなく、怒りの表現そのものであり、むしろ怒った結果と言えるような現象なのです。

では、怒りやすい人の特徴とは? それは怒りの原因に遡って考えることで掴みやすくなります。
どんな時に人は怒るでしょうか。いくつか例を挙げてみましょう。
①馬鹿にされたと感じた時
②常識・マナー・ルールを破られた時(理不尽を感じた時も含む)
③意見や価値観が合わない時

いろいろありますけど、上記の3つは怒りが割と主要な場面ではないでしょうか。
毛色が違うように見える①〜③ですが、実は全てに共通項があります。

それは、「自分の何かが否定される」ということです。分かりやすくするために、①〜③を書き換えてみましょう。
①性格・行動・容姿などが否定された時
②守っているルールが否定された時
③正しいと思う意見や価値観が否定された時

どれも、自分の何かを否定されているということが分かりますね。
つまり、他者からの否定がトリガーとなっていて、「怒り」は「否定に対する拒絶」と言えるわけです。

さて、これで怒りのトリガーは分かりましたが、怒りやすい人は結局どういう人になるかと言うと、「否定を強く恐れている人」となるわけです。

具体的に挙げるならば、自分が正しいと考えているために否定を受け入れられない人、自己肯定感の低さから他者の意見を過度に防御してしまう人、などなどですね。

自己肯定感が低い人については、怒りやすくなるのではなく、防御できずうつっぽくなるの人も多いので、「自己肯定感が低い=怒りやすい」ではないことに注意してくださいね。

さて、最後になりますが、否定への拒絶から怒りが生じていることは気付かないだけで本当に多いです。
なので、イライラしている人を見たら「ああ、あの人、否定されるのがこわいんだなぁ」と思ったら許してあげられたら、逆に自分のことを「最近イライラしがちだなあ」みたいに感じる人はもっと自分を大事にすると、イライラも減るかもしれませんね。

以上でした。

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