『満月珈琲店の星詠み〜ライオンズゲートの奇跡〜』望月麻衣
望月麻衣さんの『満月珈琲店の星詠み〜ライオンズゲートの奇跡〜』を読みました。先日私が読んだ『満月珈琲店の星詠み〜本当の願いごと〜』の続編です。
今回の物語の舞台は四国。ある親子の素敵なお話です。『満月珈琲店の星詠み』で登場した人物が出てくるので、この第一弾を読んでから今作を読むと、より一層物語を楽しめると思います。
8月の新月に満月珈琲店の三毛猫のマスターのもとを訪れた海王星の遣い・サラ。サラはある人を助けるために、特別に満月珈琲店を手伝うという。
タイトルにある「ライオンズゲート」とは、毎年8月8日前後に開く扉のこと。地球・オリオンベルト・シリウスという三天体が一直線に並ぶことで、普段は入って来ないような星のエネルギーが地球に降り注ぐことを指すそう。その『獅子の扉』が開いている期間は18日間で、その間に起こる新月はさらに特別だそう。そんなライオンズゲートの期間にある奇跡が起こります。
今作では、登場人物の名前にそれぞれある秘密が隠されています。その名前の由来を知ったとき、胸が熱くなります。
今回は以下の台詞が印象に残りました。
自分に起こることは自分の行動次第で変わってくるということを改めて再認識させられた作品でした。自分が幸せになりたければ、自分で自分を幸せにする。未来の自分のために、自分の本当の願いごとは何なのかを知り、それを叶えるために日々行動することが大切だなと思いました。
今作でも桜田千尋さんのイラストがとても素敵でした。
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