『おしゃべりな部屋』川村元気・近藤麻理恵
川村元気さんと近藤麻理恵さんが書いた『おしゃべりな部屋』を読みました。
以前、近藤麻理恵さんの『毎日がときめく片づけの魔法』を読んで、片づけの際には「ときめくモノ」を見つけることが大事だと学んでから、その片づけの方法に感銘を受けました。そのこんまりさんが実話を基にした小説を出したということで気になってこの本を手に取りました。
主人公のミコはモノの声が聴こえるという不思議な能力を持っています。片づけの仕事の時には、ミコのお気に入りの小箱のボクスもいつも一緒です。片づけの際には、この2人だけにしか聴こえない秘密の会話が繰り広げられています。
物語はとても読みやすくサクサクと読み進めることができました。依頼された家の片づけが進んでいくと同時に依頼者の悩みも解消されていく描写に私の心もスッキリとした気持ちになっていきました。イラストも可愛くて、パラパラとページをめくる度に出てくるカラフルな挿絵に癒されました。イラストは絵本作家の大桃洋祐さんが手掛けています。この本を読み終わる頃には、自分も片づけをして気持ちをスッキリさせたいなと思いました。
みなさんもぜひ、片づけの前にこの小説を読んでみてください。