『満月珈琲店の星詠み』望月麻衣
望月麻衣さんの『満月珈琲店の星詠み』を読みました。望月麻衣さんの作品を読むのは、これが初めてです。不思議なタイトルと素敵なイラストに惹かれ、この本を手に取りました。
この物語の舞台となるのは、満月の夜にだけ現れる満月珈琲店。決まった場所はなく、気まぐれに現れるというその店では、猫のマスターと店員が働いています。店に訪れた客それぞれに、とっておきのスイーツやフード、ドリンクを提供します。そのどれもが夜空を連想させるとても素敵なものとなっています。本を開いてすぐのページに桜田千尋さんの美しいイラストが描かれています。
そんな店を訪れるのは悩みを抱える人々。そんな人々を導くように、猫のマスターと店員たちは彼らの星を詠みます。そう、占星術を使うのです。そうして店を訪れた彼らは自分自身を知り、それぞれに新たな一歩を踏み出そうと行動していきます。また、登場人物たちにはある繋がりがあり、最後にそれが明かされる形となっています。
私の印象に残った台詞を以下に記します。
この作品を読んで、自分自身を知ることが大切なんだと改めて知ることができました。また、占星術にも興味が湧いたので、自分のホロスコープを調べてみたいと思います。
物語に出てくるスイーツやフード、ドリンクがとっても素敵で私も味わってみたくなりました。
私も満月珈琲店を訪れて猫のマスターと店員たちに極上のスイーツやフード、ドリンクを提供してもらって、星を詠んでもらいたいなと思いました。
続編も二作あるようなので、そちらもまた読みたいと思います。
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