生米からつくる『まるごと芋粥』のレシピ 2021/05/12
小ぶりのさつまいもをお鍋にまるごとどーん!
やわらかすぎて溶けちゃいそうなほどの甘い甘いさつまいもと、ふっくら炊けたおかゆの絡み……しあわせすぎます〜…!
お米もさつまいもも、胃腸の調子を整えてくれるやさしい食材です。心をほぐしてくれるだけでなく、身体にもやさしいんですね〜…。
胃もたれ気味の夫にも、元気を維持したいわたしにもぴったりでした。ラクで、おいしくて、元気になれて。さつまいもさんにありがとうです。
リッチな気分になれる『まるごと芋粥』のレシピ
調理時間:約1時間
目的:胃腸の養生、便秘対策、風邪予防
【 材料 】(2人前)
▶︎ 米 ・・・1/2合
▶︎ 水 ・・・750ml
▶︎ さつまいも・・・小2本
▶︎ 塩 ・・・小さじ1/3
お好みで
▷ 黒ごま
*包丁もまな板も使わずにできるのもうれしいポイント。
*さつまいもは手のひらサイズの小さなものを2本、使いました。
品種は「べにはるか」。種類は問いませんが、甘みの強いさつまいもがおすすめです。
【 作り方 】
①厚手の鍋によく研いだ米、水750mlを入れる。
②フタをせずに、鍋を中火にかける。さつまいもをよく洗い、お鍋に入れる。
③ふつふつと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。弱火に30分かける。
④塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして10分蒸らす。器に盛りつけたら完成!
【 作り方 (詳細)】
①準備
厚手のお鍋に、よく研いだ米( 1/2合 )、水750mlを入れます。
さつまいもごはんにお出汁を入れないのと同じで、芋粥にもお出汁は入れません。さつまいもからでる自然な甘み、旨味をたのしみます。
②中火
沸騰するまで、フタをせずに中火にかけます。
焦げつかないようにお鍋の中心と火の中心を合わせます。
さつまいもをよく洗い、お鍋に入れます。
さつまいもの表面にある黒いシミのようなものは「ヤラピン」というさつまいも特有の成分。さつまいもの分泌液が固まったものだそうです。
整腸作用や便秘解消効果があり「ヤラピンやった〜!welcomeヤラピン!」という感じなのですが……表面にこびりついているものは、土などが紛れ込んでいることも。ヤラピンはさつまいもの内部にも含まれているそうなので、表面にくっついたものはゴシゴシとこすり落として入れてみました。
③弱火
お鍋の中がふつふつと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜます。
さつまいもがあるので混ぜにくいです。底にくっついた米粒をはがせればOKです。
箸を渡してフタをして、弱火に30分かけます。
あえての放置です。混ぜずに開けずに、じっと待ちます。
④仕上
塩( 小さじ1/3 )で味をととのえたら、火を止めます。
芋粥はシンプルなので、塩の量で味がかなり変わります。慎重に味付けをします。
お塩の種類は、いまのところ「五島灘の塩」がいちばんしっくりきています。もちろんお好みのお塩でOKです。
フタをして10分蒸らします。
蒸らし時間に味が馴染んでいい感じに仕上がります。
おかゆを器にもりつけます。
あっ…!皮がむけてしまいました…やわらかすぎる〜…
ごろんときれいな面を上にして、と。笑
ついでに、さつまいもの上についた米粒を除くとより見栄えがよくなります◎
よし、よし。黒ごまをぱらりと乗せたら、完成です!
あ〜…やさしい甘い香り……!
芋粥の特徴である、おかゆの部分のさつまいもの風味、とろみも健在。さつまいもの断面から出る成分で風味やとろみがつくものだと思っていました。まるごといれてもちゃんと芋粥らしさが出るんですね〜。
めっちゃめちゃ甘いです。食感はねっちょり。もうすこしで溶けちゃいそうなほどやわらかいです。おいしい……!
夫から「この芋粥が一番好きかも」とのお言葉をいただきました。やった〜!
たしかに、ねっちょり系、蜜系のさつまいもの良さがとことん引き立ちます。今回使用したさつまいもは「べにはるか」という品種。「安納芋よりはるかに甘い」からその名がついたそうで、まさにねっちょり蜜系です。
一方、ホクホク系のさつまいもで今回のまるごと芋粥を作ってしまうと、せっかくの特徴が消えちゃうと思います。ホクホク系なら大きめの乱切りにして、加熱を短めにする芋粥のほうが間違いなくおいしいはず。
こちらは以前作ったものです。
わたしはねっちょりも、ほくほくも、どちらのさつまいもも大好き。さつまいもの特徴に合わせて、ベストな芋粥を作れるようになりたいです。
(めっちゃ語ってますが、さつまいもの品種は多すぎてよくわからないので、スーパーでさつまいもを選ぶ時にその場でググって選んでいます。笑 「べにはるか 特徴」みたいに)
奥が深〜〜い芋粥の世界。ぜひお好みの芋粥を探してみてくださいね。
今週のおかゆ
2021年第19週目(2021/05/10〜2021/05/16)のおかゆのテーマは『ととのうおかゆ』。
「あ、風邪ひきそう」「生活が乱れ気味かも」と自分の違和感に気づいたときに、すぐに自分をチューニング。「ととのった〜!」と明るい気分になれるようなおかゆを目指す一週間にします。
5月10日(月) 何度でも食べたい『中国風ニラ粥(韮菜粥)』
5月11日(火) 潤いチャージ『松の実粥』
5月12日(水) リッチな気分になれる『まるごと芋粥』
5月13日(木)
5月14日(金)
5月15日(土)
5月16日(日)
どんなおかゆに出会えるかたのしみです。
ごちそうさまでした!