生米からつくる『ルイボス茶粥』のレシピ (2021/05/27のおかゆ)
生米から30分で完成。ほうじ茶で作るのが一般的な「茶粥」をルイボスティーで作ると……茶粥のサラサラ感はそのままに、紅茶っぽいあのルイボスティーの華やかな香りがふわり。
ルイボスティーってパンだけではなくて、ごはんにも合うし、ということはおかゆにも……合うんです◎
お味は毎日食べても飽きなそうな超素朴系。梅干し、昆布、ごまなど……ふつ〜〜〜うのものと相性抜群です。気取らない優しいおいしさに癒されます。
毎日食べたい『ルイボス茶粥』のレシピ
調理時間:約30分
目的:ほてり解消、リラックス、生活習慣病予防
【 材料 】(2人前)
▶︎ 生米 ・・・半合
▶︎ 水 ・・・1200ml
▶︎ ルイボスティー ・・・1パック
▶︎ 塩 ・・・小さじ1/3
*今回は「伊藤園 ヘルシールイボスティー ティーバッグ」を使用しました。
*「ティーライフ ルイボスティー」もしっかり色が出て、しかもお安くておすすめです。
【 作り方 】
①鍋に水1200mlを入れて強火にかける。沸騰したらティーパックを鍋に入れる。この間に生米を研いでおく。
②濃いめのルイボスティーができたら、お茶パックを取り出す。生米を鍋に入れる。
③再び沸いたら、白い泡を取り除き、鍋底から米粒をはがすようにゆっくりまぜる。フタをせずに15〜20分強火にかける。
④好みの固さに仕上がったら火を止める。さっとアクをすくいとり、塩で味をととのえる。フタをして5分蒸らし、器に盛りつけたら完成!
【 作り方 (詳細)】
①お茶を作る
鍋に水1200mlを入れて強火にかけ、沸騰したらティーバッグ( 1個 )を鍋に入れます。
濃いめのルイボスティーができればOK!煮出す時間を長めにする、ティーバッグを2つにするなど、使用する茶葉、お好みにあわせて調節をしてください。
この間に生米( 1/2合 )を研いでおきます。
茶粥はボコボコと強火で一気に炊き上げるため、深さのあるお鍋がおすすめです。今回は手持ちの鍋のなかで一番大きい「ル・クルーゼ ココット・ロンド 22 cm ホーロー鍋」を使用しました。
②米を入れる
濃いめのルイボスティーができたら、お茶パックを取り出します。
研いだ生米を鍋に入れます。
③煮る
再び沸いたら、白い泡を取り除き、鍋底から米粒をはがすようにゆっくりまぜます。
木ベラでもおたまでもOKです。鍋底にくっついた米粒をそっとはがします。
フタをせずに15〜20分強火にかけます。
ここから完成まではあっという間です。ず〜〜〜っと強火で、対流を起こし続けます。
白い泡(アク)をしっかり取り除くことで、サラサラ感のあるおかゆに仕上がります。
今回はいい感じに対流が起きて、15分で好みの固さに仕上がりました。
ふきこぼれそうなときは?
途中、吹きこぼれそうなほどに泡がブクブクと膨らみすぎしまったら、差し水をします。
原因は、お米から出る粘り気でお茶の粘度が高まりすぎてしまったため。アクとりの不足、火の弱さ(弱火でコトコトだと粘り気がでやすいです)、お鍋が小さすぎる……などの理由が考えられます。
アクはしっかり取って、火は強火で、大きなお鍋で作る。この3つがポイントです。
④仕上
好みの固さに仕上がったら、火を止めます。あらためてアクをすくいとり、塩( 小さじ1/3 )で味をととのえます。
フタをして5分蒸らします。
茶粥の場合、蒸らし時間はスキップしてもOKです。蒸らすとおかゆに塩がなじみます。
器に盛りつけたら完成です!
やさしい、やさしい香りです…!ルイボスティーの香りがふわ〜ん。
お米の粒感がしっかり残る、サラサラっとした仕上がり。茶粥のいいところはそのままに、香りが華やかになっています。
気になるお味は、ズバリ、地味!!!!!
ほんとうに、地味〜〜〜〜〜〜です。どこまでもどこまでも、素朴。それがおいしくて、癒されるんですよねえ〜……
こういう気取らない地味〜〜〜〜〜〜なおいしさには、外食でなかなか出会えません。毎日食べても飽きないおいしさ。
素朴な添え物と相性抜群です。
今回は、舞茸昆布、梅干し、白ごま&柚子胡椒を添えました。
お漬物や、塩昆布、山椒、なめたけ、海苔の佃煮などもおすすめです。
「おいし〜い、おいし〜〜〜〜い」と夫。
「え〜、これ、またリクエストしていい〜?」だなんて嬉しいお言葉までいただきました。(イェイ!)
ルイボスティーは南アフリカで栽培される茶葉だそうで、体を冷やす特性があります。(夏の食べ物、暑い国の食べ物は身体を冷やすものが多いですよね)
サラサラっと食べらるし、ノンカフェインで、ミネラル豊富で。暑い季節や、頭がポッポするとき、身体が気だるい時に大活躍の予感です。
茶粥はラク。
和歌山や奈良で茶粥が毎朝の文化となったのには、純粋に「ラクだから」という理由が大きいと思います。そして素朴で、飽きなくて。
今回のルイボスティーの茶粥と作り方は同じまま、茶葉の種類を変えるだけでいろんな茶粥に出会えます。
ベーシックな「ほうじ茶の茶粥」。
王道!のおいしさです。ほうじ茶は身体を冷やさないので、寒い季節や冷えがあるときにもおすすめです。
香りの豊かな「紅茶の茶粥」。
生姜やシナモン、胡椒などお好みのスパイスと合わせて◎
麦茶を使って「麦茶粥」。
香ばしさ高め。わさびや海苔とよく合いました〜◎
ひょっとして、茶粥だけで何十種類もできる……?
緑茶粥、黒豆茶粥、ジャスミン茶粥。いろんな茶粥にチャレンジしてみたいです!
今週のおかゆ
2021年第21週目(2021/05/24〜2021/05/30)のおかゆのテーマは『ストックができるものでつくる』。
いざという時に役に立つのは、いざという時に手に入るもので工夫する術。不意に体調を崩したとき、買い物に行けないときに作れるおかゆと出会う一週間にします!長期保存ができる乾物や缶詰が大活躍の予感です。
5月24日(月) 汁までまるごと『あさり缶のお粥』
5月25日(火) 味の決め手は塩『ドライトマト粥』
5月26日(水) お赤飯のようなおいしさ『黒米もち米粥』
5月27日(木) 毎日食べたい『ルイボス茶粥』
5月28日(金)
5月29日(土)
5月30日(日)
どんなおかゆに出会えるかたのしみです。
ごちそうさまでした!