生米からつくる「白菜たまご粥」のレシピ
シンプルなたまご粥もおいしいですが、より栄養バランスを意識したいときにおすすめのたまご粥が「白菜たまご粥」です!
たまごは非常に栄養バランスがよく、完全栄養食品と言われています。そんなたまごにも、ふたつだけ足りない栄養素が……食物繊維とビタミンCです。たまごに足りない食物繊維・ビタミンCを豊富に含んだ食材が、白菜なのです。
つまり、たまごと白菜の組み合わせは黄金ペア!風邪の予防にも、体力の回復のために栄養補給がしたい時も、ぴったりのおかゆです。
白菜の食感を調節する方法や、ふんわりたまごに仕上げるコツもご紹介しています。しょうが、お肉、きくらげ、ラー油、もやし、漢方食材……いろんな具材に合わせやすい素直なおかゆです。
栄養100点の組み合わせ「白菜たまご粥」のレシピ
生米からつくるので、炊いたご飯のストックがなくても大丈夫。じっくり火を入れるため、ふっくらおいしいおかゆになります。完成まで50分〜1時間ほどかかりますが、多くの時間は放置ができるのでそれほど手間はかかりません。
【 材料 】(2人前)
▶︎ 生米 ・・・半合(90ml)
▶︎ 水 ・・・800ml
▶︎ 中華だし・・・小さじ1
▶︎ 白菜 ・・・1枚(カット後おわん1杯分)
▶︎ たまご ・・・1個
▶︎ 塩 ・・・ひとつまみ
おこのみで
▷クコの実
*中華だし(小さじ1)の代わりに、ちりめんじゃこや桜えびもおすすめです!ふたつまみほどでじゅうぶんです。
*今回は目をいたわる「クコの実」をプラスしてみました。
水で戻しておかゆにのせると、途端にお店のおかゆの雰囲気に。おすすめのちょい足し食材です。
【 レシピ 】
①厚手の鍋によく研いだ米、中華だし、水800mlを入れる。
②鍋を中火にかける。このときフタはしない。
③お鍋が沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。
鍋にお箸を渡してフタをした状態で弱火に30分かける。
④塩で味をととのえる。一度中火にして溶き卵を流し入れる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして10分蒸らす。お好みの具とともにおかゆを器にもりつけたら、完成!
【 つくりかた (写真つき)】
ここからは写真とともに詳しい作り方を解説いたします!
①準備
鍋は、お家にあるふたつきの鍋ならなんでも大丈夫です。焦げつきにくくなるので、厚手の物の方がおすすめです。
通常のおかゆであれば、生米半合に対して、水600〜700mlが標準ですが、たまごを入れるおかゆの時は水を多めにすると、ふわっとしたたまごにしやすいです。
今回はとろっとしたたまご粥が良かったので800mlにしました。もったりしたたまご粥がいい時は700mlくらいがちょうど良いと思います。
②中火
白菜の量も、切り方も、お好みです。今回は短冊切りにしました。
③弱火
今回はほどよく食感を残したかったので、白菜の加熱時間を10分にしました。
以下を参考に、工夫してみてください。
< 弱火での加熱時間と白菜の食感の目安 >
30分 ・・・とろとろ
10分 ・・・葉はとろとろ、芯は食感が残る
加熱なし・・・シャキシャキ
風邪や胃腸が疲れている時は、加熱時間を長くして消化の良いとろとろ白菜に。歯ごたえを残してボリュームアップしたいときは、蒸らしの余熱のみの加熱で、シャキシャキ白菜に。お好みで調節をしてくださいね。
④仕上
味をととのえてからたまごをいれることで、味にムラのないおかゆになります。
さて、今回の主役、たまごさん。
たまごをふわっと仕上げるコツは3つ!
1、溶き卵をまぜすぎない
2、一度中火にして、しっかりふつふつさせてから入れる
3、回し入れたあと、10秒ほどはいじらない
たまごを入れたあとに力ずくでかき混ぜてしまうと、おかゆの米粒が潰れてしまううえ、卵が崩れてべた〜っとした仕上がりになってしまいます。
そ〜っと見守り、そ〜っと混ぜることで、ふわっとふっくら仕上がります。
水分が少なすぎたり、どうしてもうまくいきそうもない時は落とし卵にしてしまうのもおすすめです。生卵をお鍋に割り入れるだけなので、かんたんです。
さて、クコの実とともに器に盛りつけたら完成です!
白菜の葉の緑と、たまごの黄色がかわいい〜!たまごを入れると食べ応えUPするのもうれしいですね。
おいしくて元気になれる、100点満点のおかゆ。
ぜひ、お試しくださいね。
お米を炒めてからつくる本格派中華たまご粥もおすすめです!
材料的にはほぼ同じ。よりこだわりたい時におすすめです。
明日はどんなおかゆにしようか、わくわくします!
ごちそうさまでした。
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2021/04/20
・タイトルを『白菜たまご粥のレシピ ( 2020/09/29の朝粥 )』から『生米からつくる「白菜たまご粥」のレシピ』に変更
・タグを変更
・その他、加筆修正をいたしました。