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人生の振り返り

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思い出話です。
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記事一覧

あの頃のわたしじゃない

高校時代の仲間に会いたくない。 大好きだったし、楽しかったし、あんなにいろんなことに夢中…

麓 加誉子
1か月前
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「乗り越えた物語」と「乗り越えられない物語」

いろんなことを「乗り越えた物語」と同じように「乗り越えられない物語」もあるのだ。2つは等…

麓 加誉子
7か月前
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母親がもう一度「自分のための人生」を生きるための家事委譲

<目次> 牛丼のレシピ 我が家の料理分担 嬉しいのか悔しいのか 子どもたちとの家事分担の始ま…

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初めて自分の人生と約束したこと

自分の人生と初めて約束したこと。「そのひとの前で言えないことは誰にも言わない」「陰口を言…

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「愛してる」を確実に伝えるたったひとつの方法

嫌いな、と言うか苦手な言葉を2つもタイトルに載せてしまった… まず「愛してる」。 私は「…

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私の新聞奨学生生活⑶過労・うつ・自殺未遂・産婦人科・退会編

2年目の終わり頃から、私はだんだんおかしくなった。 身体が思うように動かない。配達後にお…

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私の新聞奨学生生活⑵パワハラと給料未払い編

配属先の販売所には、ほんとうにさまざまな境遇の学生がいた。父親が突然失踪した学生、借金を抱えていた父親が急死したという学生、小さい頃から母子家庭で父親が何人もいるという学生…両親の工場経営が傾いたという私などまだまだ甘ったれている、と思えるほど、壮絶な学生が多かった。 そしてどの学生からも、「自分の力で人生を歩んでいくんだ」という気概がほとばしっていた。誰も助けてくれない、自分の力だけでどうにかしなくては、という背水の陣を、誰もが背負っていた。 だから、誰もが仕事がきつい

私の新聞奨学生生活⑴セクハラ編

「火のないところに煙は立たない」なんて嘘だ。おとなが本気になれば、火の気のないところに煙…

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いつも忘れそうになるのだけれど、私は服を作れる

いつも忘れそうになるのだけれど、私は服を作れる。両親が婦人服の縫製工場を経営していて、物…

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言葉はちょうちょのように飛び回る

私はおしゃべりが下手っぴだった。話始めたのは5歳の頃だし、ちゃんと会話ができるようになっ…

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音の記憶。夜明け前。

夜の部屋にやわらかな音が聞こえる。 太く大きめの音は夫の寝息。小さくて細いのは、今布団に…

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この岩壁に彫刻を。~思い通りに回らない人生は不幸か

あれやこれやと忙しい日々の中でふと生まれた隙間に、生きてきた時間を振り返る瞬間がある。そ…

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「おまえ、もう処女じゃないな」と街角で叫ばれた夕方

そのひとは、なんて丁寧な言い方をしなくてもいいだろう。そいつは、夕闇迫る街角で、すれ違い…

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