【うつ・愛着障害】「自分を大切にする」ということが分からない人へ
この話がどこまで伝わるか分からないですが、いま気になっているトピックなので書き残しておきます。
「自分を大切にするって、どういう事が分かりません」と言われます。
実は私だって「自分を大切にしましょう」と人に言うわりには、「自分を大切にする」とはどういう事か、よく分かってないのです。
親から大切にされたグループの人は、当たり前のように、多分ですよ、息をするのと同じぐらいのレベルで「自分を大切にする」ことが身に付いているのではないか、と思います。
幸せな人は自分を責めることは全くしないんだそうですよ。
しかし私たちは、悲しいことに大切にされた経験がないので、「自分を大切にする」の意味が理解できません。
自分で自分に酷い言葉がけをして、自分責めを当たり前のようにやっています。
「駄目なやつ」「うゎーん」
こんな会話をしていますよね。
「自分を大切にする」ことを知らなかった私は、人生の中で自分を大切にしてくれる人が現れたとき、その人の差し出す思いやりを有り難く受け取ったかというと、そうはしなくて、ぎゃくに心地が悪くてスルーしてしまう、という勿体ないことをして来たと、来し方を振り返って、そう思うのです。
大切にされたことが無いから、人に不信感を持っているし、人から大切にされる自分ていうものが信じられなかったので、思いやりを受け取ることが出来なかったのでした。
愛着障害の人は恐怖と不安ばかりで安心感のまったく無い世界に住んでいるので、その時の私には致し方のない事だったのです。
その頃は、自分の住んでいる世界のすぐ側に、安心感のある平和な世界があることを全く知りませんでした。
その頃の私は厳しく冷たい世界に住んでいたので、人は優しく助けてくれるとは思っていなかったので、周りの人の私に対する思いやりを、ことごとくスルーしていました。
根気強く「貴女のことを思っているよ」と私に関わり続けようとしてくれた人もいたなあ、と昔を思い出すのですが、思いやりを受け取らない私から離れていった人も沢山いました。
私は人との繋がり方が分からなかったのです。
一番ほしいのは愛だけど、人を信じられないから愛は手に入らない、そんなジレンマに悩んでいた時がありました。
いまは離れていった人の気持ちも解るようになりました。
あの人たちは、大切にしようとしたのに、思いが通じなくて悲しかったのではないでしょうか。
大切にされた事が無い人は、大切にされる事に居心地の悪さを感じているんじゃないでしょうか?
そして、あなたを大切にしようとした人を拒否して悲しませているかも知れないと思いますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
表現アートファシリテーター/心理セラピストの洲崎加容子でした。
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💎洲崎 加容子(すざきかよこ)パーソンセンタード表現アートセラピーファシリテーター/SORAピプノセラピスト/産業カウンセラー/自己探求家
20年の治療生活の途中、石垣島移住のすえ、愛着障害、複雑性PTSD、解離性障害を克服 セラピーおたく/ボディセラピーが好き
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