ゲシュタルト(全体性)/二つの世界
今日も心理セラピーの話ね。
ゲシュタルト療法。
私の好きな、からだの感覚にフォーカスしたセラピーです。
ゲシュタルト療法で有名な「図と地」に使われている「ルビンの盃」。
見たことあるでしょう?
図(盃)と地(人が向き合った顔)を同時に見ることはできませんよね。
どちらが先に目に入りますか?
ある一定のものを見ていると刺激が少なくなって、自動的に切り替わるのが健康なサインだそうです。
さいきん、百武正嗣さんがゲシュタルト療法について解説するVTRを見ていますが、感動することが多いのでシェアしますね。
百武さんはゲシュタルト療法の第一人者。
百武さんによる「ルビンの盃」の話です。
もう一度、「ルビンの盃」に登場してもらいましょうね。
百武さん曰く。
「何かが未完了なままであると、一つだけが際立って見える。自分の問題はこれだ、と思うとそこに意識がいっている。
ゲシュタルトは地のほうに意識が切り替わるように提案する」
ふむふむ。
「これが問題だ、と思っている時は、一つの世界を見ている。
反転がおきると、二つの世界があることに気づく」
なるほど、「図と地」が反転するんですね。
「あることに固定して、あの人、いつも嫌だと思っていたとして、どういう意味を持っているかに気づくと執着しなくなる」
「未解決なことがらが図になっている。
固定している背景に意識を向けると、自動的に切り替わる」
なるほど、なるほど。
二つの世界があって全体、ということですね。
「二極性、ということについて。
ものごとを全体として見るんじゃなく、ニ極化して片方を見て、どっちかで理解しようとする
昼と夜、男性と女性、戦争と平和、天と地とか。
真ん中のゼロ地点にいると、全体を見れるんじゃないか」
なるほど!
問題があるときは、片方の世界を見ているとき。
全体を見られるようになると、問題は解決する、ということですね。
まだまだ面白い話があるんですけど、長くなるから今日はこれまでね。
百武さん、ありがとうございました!
私のゲシュタルト的体験を書いた記事、読んでね↓
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