【愛着障害・うつ・AC】ジョン・レノンの言葉と、愛を学ぶのがテーマの人生(覚え書き)
youtuber同士の対談を視聴していたら、気になる発言があったのでシェアします。
対談の中で「LSD体験と愛について」語ったシーン。
質問者が
「資本主義社会に最適化させるのが精神医学」としたうえで、
「LSD体験すると、人生観が変わって、大切なのは仕事ではなくて愛だと気づきますが…」
と投げかけると、
回答者は
「LSD体験すると愛を感じる人がいて、発達障害の人とか特殊な認知の人は、そういう薬を使わないとリラックスしたこともない、愛を感じたこともない、一体感を感じたこともない人生なんです」
「LSD体験をワークショップで話し合うと鬱に効果があるそうですが、彼らはわぁー、すごい体験した、って言っているけど、それ、みんな感じてるんじゃないの?」
「つねに緊張している人はリラックス出来ないから、そういう薬を使わないとリラックス出来ない人生なんです」
「すごい発見したように言うけど、そもそもみんな感じていることない?」
リラックスと愛と一体感について、健康な普通の人は、常日ごろ、当たり前に感じている感覚だ、と回答者は述べています。
つまり、発達障害や愛着障害で特殊な認知をしている人は、リラックスと愛と一体感は、外からの何かに拠らないと得られない、ということです。
この対談を聞いて、皆さんはどう思われましたか?
私が感じたことを述べてみますね。
まず、愛着障害とワンネス体験。
愛着障害の人は全体35%、あとの65%は健康な愛着の持ち主らしいんです。
ワンネス体験をしたことがある人は、間違いなく愛着障害を抱えてる人ですよ。
孤独と絶望に苛まれている人に、脳内麻薬が出て至福体験に導きセイフティネットとして働くのがワンネス体験なんでしょう。
孤独な人にリラックスと愛と一体感を感じさせてくれるのがワンネス体験なんです。
人工的にこの体験を得られるのがマインドフルネスなんでしょう。
次に、ジョン・レノンの有名な言葉に
「世界から涙は無くならない。けど、愛も無くならない」
というのがあります。
幼少期に両親に去られた絶望を抱えて、音楽がなかったらアルコール依存になっていただろう、と言われた彼が言うと、説得力と強いメッセージ性を放ちますよね。
「涙は無くならないけど、愛も無くならない」ことは、なにもジョン・レノンが発見した真実ではなくて、そんなことは幸せな人には皆んな分かっていて、今さら言うこともない。
しかしジョン・レノンが言うと、あそうなんだ、と幸せな人は言い当てられた真実に改めて気づくし、愛を渇望するジョン・レノンが言うから感動するんでしょうね。
これは私がさいきん思うことですが、
病んでいる人は、自分に特別感を持っている。
幸せな人は、自分のことを、なんら特別ではない人間で、当り前の幸せを享受できる当り前の人間だと思っている、と幸せな人を見て私はそうじゃないかと思っている。
親に愛された人は、生まれながらに愛を知っているから、おそらくその人が愛そのもの、なんだろうし、だから、愛とは何か?とは改めて考えることもないし、外に愛を求める必要もないんだろう。
愛を知っている人は、満たされて穏やかだから、愛についていまさら語ることもないんだろう。
愛について語る人は、孤独な人で、そこが人生のテーマで学び、ということなんだろう。
今生で愛を学ぶのがテーマの人たちなんですよ、私たちは。
結論でした。