壁を動かす仕事をする息子
昨日、こんな記事を書いたところです。
「壁なんてぶち壊してやる!」と熱く書いた私ですが・・・偶然にも(?)、昨日、次男とその友達が壁をぶち壊していました。
次男は、幼稚園から高校卒業までシュタイナー教育で育ちました。高校生活を送ったロンドンのシュタイナー学校を、この7月に卒業したところ。その学校の先生から、夏休みのお仕事を依頼されました。
それが、「壁を動かす」仕事。
校舎の教室を広げるために、壁を動かすという仕事。もともとあった壁を壊して、少しずらした場所に新しい壁を作る。
学校としては、プロに頼むより安くできる。息子にしてみれば、仕事がもらえてラッキー。win-win の、供給と需給がうまくあった感じです。
でも、壁を壊して、壁を新しく作るって・・・想像できますか?
私には無理。そんなことはできません。「壁をこわしてやる!」と熱く語ったくせに、物理的な壁は壊せません。 ましてや、新しい壁を作るなんて・・・。汗
でも、シュタイナー教育育ちの息子は、壁を壊すことも、新しく壁を作ることもどうやってやったらいいか考えられるし、それをするための手と技術を持っている。つまり、それをすることができるということ。
今までに、そんな作業をしたことがないのに、それを、ちゃんと仕事として請け負っているのです。
ちなみに、息子は、この9月から大学へ行きます。物理を学ぶ、アカデミックでインテリ系男子です。
シュタイナー教育で育った子はバランスがいい。
頭が使えるだけでなく、手もつかえる。
ものが創り出せる。
これこそ本当の「生きる力」だと思いませんか?
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