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メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(611)-(615)
皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です😆
突然ですが小生には苦手なことがあります。
それは人の顔を覚えることです。
最近もとある会合でお偉いさんにあったのですが、てっきり初対面だと思い名刺を差し出すと...、
「先生とはちょっと前にお会いしてお名刺をいただきましたよ(笑)」
と言われることがありました。
同様のことが会合の度に起こるので、なるべく相手の様子をうかがいながら名刺を出すか否かを決断しているのです。
なぜ小生が人の顔を覚えるのが苦手なのか...。
ちゃんと検査はしたことがありませんが、小生に相貌失認の傾向があるのかもしれません。
そう言えば映画や漫画でも似たような外見の登場人物が複数出ると、ストーリーをちゃんと追えず混乱しちゃうことがありますね...。
こんな状態だと「ちゃんと患者さんを診察できるの?」と、心配されるかもしれませんが、カルテの内容を見れば「あぁ!あの人ね」とすぐに思い出すので大丈夫です!
それにしても人の顔を一発で覚える何かよい方法ってありますかね(求む解決策!)?
メタル君の「今日の精神医学豆知識!」は、X(旧: twitter)で毎朝8時にアップしております。
X(旧: twitter)民の皆様も、X(旧: twitter)では語りきれなかった【メタルのおまけ】がございますので、ご興味があれば本記事を是非お読みください!
【今日の精神医学豆知識集!(その123)】
611.料理漫画ブームの火付役となった漫画「美味しんぼ」の登場人物、岡星精一は病院で"うつ病"と診断されるよ。岡星が「こんなに苦しいなら死んだ方がましだ」と弱気なことを言うと主人公の山岡士郎は「じゃぁ死ねよ」と吐き捨てるよ。これは流石にダメな対応だね...😅
【メタルのおまけ】
主人公の山岡士郎は料理・美食については天才だけどその性格は父親の芸術家・美食家の海原雄山と同様にドクズだよ。そして「美味しんぼ」はこのドクズな親子が「どっちが美味なものを知っているか競争だ」と張り合うのがこの漫画の醍醐味だよ。ちなみに同漫画は山岡士郎が東日本大震災後に東北地方を訪れたら鼻血が出た...というエピソード以降連載休止中だよ。
↓漫画「美味しんぼ」です!
↓息子がグルメ漫画として愛読しているそうです。
612.ジャンプの人気漫画「チェンソーマン」に出てくる悪魔は人間が恐怖するほど力が増すらしいけど、実は登場するほとんどの悪魔は「限局性恐怖症」の名前を持っているよ。詳しくは鹿冶さんのnote記事「チェンソーマンと精神医学」を読んでみてね!
【メタルのおまけ】
チェンソーマンに登場する悪魔は「●●恐怖症」という名称があるんだけど、実はチェンソー恐怖症(Kanayaphobia)という言葉もあるよ。これはweb漫画「Homestuck」の登場人物Kanaya Maryamが由来なので、専門用語ではないよ。たぶんチェンソー恐怖症は先端恐怖症に含まれると思うよ。
↓漫画「チェンソーマン」おすすめです!
↓小生のnote記事も宜しくお願い致します!
613.医療漫画「ブラックジャックによろしく」には主人公が精神科に配属される巻があるんだけど、登場する統合失調症患者さんたちの描写はかなりリアルだね。ちなみに同巻では附属池田小事件の犯人・宅間守をモデルにしたキャラも出てくるよ😖
【メタルのおまけ】
「ブラックジャックによろしく」には現代医療について深く考えさせるテーマが扱われるけど、精神科回のエピソードもかなり深刻なテーマだったよ。とくに附属池田小事件をモデルにしたエピソードは...😖現在無料で読めるから、ご興味があるかたは是非よんでみてね!
↓医療従事者には読んで欲しい漫画です!
↓元祖「ブラックジャック」も面白いですよね!
614.映画にもなった漫画「ツレがうつになりまして」は、うつ病になった夫と売れない漫画家の妻が共に闘病生活をするハートフルコメディ漫画だよ。実体験に基づくストーリーだからリアリティある内容だけど、どこかホッコリするからおすすめの漫画だよ。
【メタルのおまけ】
「ツレがうつになりまして」うつ病を家族視点で描いているから、もし身内でうつ病になったかたがいらっしゃるととても参考になると思うよ。ちなみに同作は映画やTVドラマ化もされたからこちらの方もおすすめだよ!
↓漫画「ツレがうつになりまして」、うつ病の心理教育教材としても秀逸です!
↓映画もどうぞ!
615.国民的漫画「サザエさん」がアニメ化したのは1969年だけど第三話は「お父さんはノイローゼ」というエピソードだよ。当時のメンタルヘルスに対する社会的関心を示唆しているけど、まさか「サザエさん症候群」という言葉生まれるとは当時の人も思っていなかったろうね。
【メタルのおまけ】
サザエさん症候群はもちろん俗語なんだけど、めちゃくちゃ気持ちがわかるね。日曜日の夕方にサザエさんを見ると、「あぁ...日曜日が終わっちゃう...」と子供の頃から思っております。同様に「笑点」を見たときも、「あぁ...日曜日が終わっちゃう...」って感じるね。
↓作者の長谷川町子先生も「サザエさん症候群」と聞いたら複雑な思いでしょうね…。
↓実写版もあるのですね…。
【メタル君の考察】
今回は「マンガと精神医学」に関してツイートしたよ!
僕もマンガが大好きだけど、精神科と関係する話があるとさらに興味深いね。
ちなみに鹿冶さんは「マンガ・アニメと精神医学」というマガジンを作っているよ。
メジャーな作品を主に扱っているけど、たまにはカルト的なマンガ・アニメについても精神医学的に解説してほしいな...。
これからもマニアックな精神医学ネタをびしばし提供するぞ😆
↓年末年始のお休み6日間でドラクエ3ってクリアできますかね?
【X(Twitter)】
X(Twitter)もやっています!宜しけば、絡んでくださいな☺️
私について(自己紹介):鹿冶梟介(かやほうすけ)|鹿冶梟介(かやほうすけ) @kayahosuke #note https://t.co/Jk47SAeCB7
— 精神科医・鹿冶梟介(かやほうすけ) (@kayahosuke) March 22, 2022
noteで私のプロフィールの詳細を書きました。よろしければ、「スキ」してください。#自己紹介 #note #精神科医
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