「あんなこといーな、できたらいーな…♪ (えっ?古い?)」
はい、皆様こんにちは、鹿冶梟介(かやほうすけ)です。
“ネコ型ロボット”と聞いて、おそらく多くの皆様は、「二頭身の、青いタヌキのようなアイツ」を思い浮かべたと思います。
そして「鹿冶さん…、さすがにド◯えもんと精神医学って…、無理があるんじゃない?」とツッコミを入れるでしょう…。
…が、しかし!私は声を大にして言いたい!
「誰もド◯えもん何て、言っていませんヨ!ネコ型ロボットと精神医学の話です!」
…と、タイトル詐欺のようになりましたが、今回は「ネコ型ロボット」を用いた精神医学的研究を紹介します。
【せん妄とは?】
今回の研究を紹介する上で、まずは「せん妄」という用語を説明します。
せん妄とは、意識障害を背景とした一過性の急性精神症状群であり、意識、注意、認知、知覚が障害され、睡眠障害や精神運動活動、情動が障害させる状態です。
典型的には手術後の術後せん妄や、アルコール依存症の患者が急に飲酒を止めた時に生じる離脱せん妄、認知症患者の夜間せん妄などが挙げられます。
以下に、せん妄の診断基準を示します。
「せん妄」については、概要はわかりましたでしょうか?
それでは、この「せん妄」を「ネコ型ロボット」で治療する研究を紹介いたします。
【論文紹介】
<目的>
ペット型ロボットが、せん妄治療に有効であるかを検討する。