メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(446)-(450)
皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です😆
GWに突入しましたね!
先週の記事でもご紹介しましたが我が家は遠出等はせず、近場にちょこちょこお出かけしようかと思っています☺️
家ではnote執筆以外には最近疎かにしているインプット、特に買いだめている本を読もうかと思っています📚
Amazonや書店でジャケ買いした本たちよ、しっかり読んであげるからね😆
メタル君の「今日の精神医学豆知識!」は、X(旧: twitter)で毎朝8時にアップしております。
X(旧: twitter)民の皆様も、X(旧: twitter)では語りきれなかった【メタルのおまけ】がございますので、ご興味があれば本記事を是非お読みください!
【今日の精神医学豆知識集!(その90)】
【メタルのおまけ】
TCAの利点は他にもあって、例えばTCAのクロミプラミン(アナフラニール)には点滴剤があるよ(他の抗うつ剤には点滴剤はないよ)。うつ状態がひどくて薬を傾向摂取できない時、クロミプラミンの点滴をよく用いていたな...(最近は出番がすくない?)🤔
↓点滴や注射の練習セットだそうです!
【メタルのおまけ】
SSRIが販売されたのは1988年のフルオキセチン(プロザック)が最初だよ。でも日本では認可されず、フルボキサミン(ルボックス・デプロメール)が日本で最初に発売されたSSRIなんだよ(1999)。ところでトリビアだけど、フルオキセチンを二枚貝に与えると繁殖力が2倍になるってさ...。この成果により研究者ピーター・フォングはイグノーベル賞を受賞したってさ!
↓イグノーベル賞の研究を紹介した本だそうです!
【メタルのおまけ】
SNRIは日本では3種類のみ販売されていて、ミルナシプラン(トレドミン)、デュロキセチン(サインバルタ)、ベンラファキシン(イフェクサー)が使えるよ。僕の感触的にはサインバルタとイフェクサーが1日1回処方なので使い勝手がいいね。一方、トレドミンは1日2-3回に分けて飲むから、アドヒアランス的にやや難ありだね🤔
↓ご存知、モノアミン系のTシャツです!ノルアドレナリンもありますね。
【メタルのおまけ】
ミルタザピンは不眠や焦燥が強いタイプの鬱病によく使われるよ。1日1回処方で、吐き気や食欲低下、性機能低下など抗うつ剤でしばしば見られる副作用が少ないよ。でも、ミルタザピンを飲むと太りやすくなるよ。
↓これはNaSSAではなく、NASAです。
【メタルのおまけ】
米国FDAではIsocarboxazid (Marplan)、Phenelzine (Nardil)、Selegiline (Emsam)、Tranylcypromine (Parnate)の4種類のMAOIが抗うつ剤として適応されているよ。ちなみに日本ではSelegilineはパーキンソン病の薬として使用されているけど、うつ病への保険適応はないよ。
↓MAOで検索したら、サンデーに連載している漫画が出てきました(小生未読ですが)!
【メタル君の考察】
今回は「抗うつ剤の略語」に関してツイートしたよ!
非医療従事者はあまり聞き慣れないかもしれないけど、上記の略語は割と臨床ではよく使う略語だよ。
抗うつ剤は薬理作用によって上記のように分類されるけど、基本的にはセロトニンのシナプス間濃度を上昇させることは共通だよ。
ただし海外にはブプロピオンというノルエピネフリン・ドパミン再取り込み阻害薬(NDRI)が上市されているけど、この薬剤はセロトニンとはあまり関係ないぞ!
これからもどしどしマニアックな精神医学ネタを提供するぞ!
↓スライムのTシャツ、ほしい!😍
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