
今回のおすすめ本 青山美智子『お探し物は図書室まで』
みなさんこんばんは📚
今回おすすめするのは、青山美智子『お探し物は図書室まで』という本です!
Instagramもよろしくお願いします✏️
本作は各章ごとに「羽鳥コミュニティハウス」内にある図書室に悩みを抱えた方が訪れ、そこにいる司書小町さゆりによって本が紹介される流れになっています。そして羊毛フェルトでさゆりが作ったグッズ(本作表紙にある飛行機やカニなど)が付録として渡されます。また、この図書室には司書を目指す森永のぞみという子も在籍しており、ちゃんと物語にも関わっています。
一章 朋香 二十一歳 婦人服販売員
朋香は総合スーパー内にある「エデン」というお店で婦人服を販売している店員さんです。しかし、自分の仕事に意義を感じられず、鬱屈した日々を過ごしています。そんなある日、お昼休憩に入る際に年配の女性客に呼び止められ、接客をすることになります。朋香は限られた休憩時間を失われていることもあり、おざなりな対応をしてしまい、これが後日トラブルのもととなってしまいます。
その後ご飯を食べているところへ桐山という眼鏡売り場に勤務している青年が一緒にご飯を食べにきます。桐山は転職して現在の職場に来ていることから、朋香は転職に関する話を問いかけ、桐山からエクセルなどパソコン関係の知識・技能は持っていた方がいいとアドバイスをもらいます。そして地域住民向けのパソコン教室があると教えてもらい、その夜「羽鳥コミュニティハウス」で開催されているパソコン教室に申し込みます。
図書室でさゆりに紹介された本は、エクセル関係の本と『ぐりとぐら』。そしてフライパンの形をした羊毛フェルトを付録としてもらいます。
朋香は図書室で借りた本から何を学んでいくのでしょうか。
二章 諒 三十五歳 家具メーカー経理部
ここから先は
¥ 300
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?