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今回のおすすめ本 月下ナツ『「そんなこと気にしなければいいのに」ができない人のための本』

みなさんこんばんは📚
今回おすすめするのは、月下ナツ『「そんなこと気にしなければいいのに」ができない人のための本』という本です!


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 本作品は、近年認知が広まっているHSPの方に向けて書かれた一冊となっています。HSPとは「Highly Sensitive Person」の略で、「とても敏感(繊細)な人」と呼ばれているもので、全人口の2割を占めると言われています。HSPを持つ人の特徴としては、過剰に他者に気を使いすぎて疲れてしまったり、自己肯定感が低いなどが挙げられます。日常的に他者と交流して疲れてしまう方は、自分自身の特性を理解することが大切だと思います。本作品を通して少しでも緩和する対策が見つかるといいですね。

 HSPという特性が認知される一方で、「HSPだから〇〇」というように、他者に対して気軽に言い訳として使っている人を見かけます。これはどの病や特性にも言えることですが、他者に対する言い訳として使うのは余計なトラブルを生む可能性があることに留意しておく必要があると思います。その相手がカウンセラーや精神科医など心理学に造詣が深い人ならともかく、一般的な人に対して理解をしてもらうことは困難だと思います。まずは自分自身がHSPについて学び、自分がどういうところで疲れやすいのかを把握するなどの自己分析が重要となります。本作はHSPを抱える人に寄り添えるものとなっているので、一旦読んでみてから自分に適用できるものを模索していくことをおすすめします。


 一人暮らしをしている人ならともかく、他者と一緒に暮らしていたりすると一人の時間をなかなか取れないことが多いと思います。HSPの方にとっては一人の時間を取ることがとても重要だと思うので、まずは1日の中で一人の時間を何がなんでも死守することを目標にするのをおすすめします。


 自己認識としてHSPだと感じていたり、日常生活に支障が出ている方は心療内科に行くことを強くおすすめします。他者だけでなく自分も大事にしてあげることがHSPの方には必要なことです。




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