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今回のおすすめ本 ラス・ハリス『自分自身にやさしくすれば悩みの出口が見えてくる』


みなさんこんばんは📚
今回おすすめするのは、ラス・ハリス『自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる』という本です!

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 本作品は心理療法の一つであるACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)についてわかりやすく解説されています。前作では「自信」について取り扱いましたが、四弾目となる本作は特に「悩み」をテーマにしているため、どんな人でも興味を持って読み進めることができると思います。


 人生には避けられない辛い出来事が多く降りかかってきます。こうした状況下では心身ともに疲弊し、適切な判断を下すことが困難になります。そのためにより不利な状況に自ら追いやってしまうことが多くあります。こうした状況に直面した際にACTを用いることで適切な行動が取れるようにしようと提案するのが本書の主軸となります。


 本書で困難な状況に置いた際にまず行動すべきこととして提示しているのは「肉体的な動作」を行うことです。これは思考や感情のコントロールは難しいものの、歩くことや走ることなどの動作はコントロールしやすいからです。精神疾患を患った人だけでなく、予防策としても散歩が推奨されているのはこうしたところが根本としてあると思います。すぐに解決できる問題で悩むことは少なく、すぐに解決できないからこそ悩みの螺旋に囚われてしまう人が多いと思います。一旦身体を動かすことで思考や感情から解放されることを試みることが有効だと感じます。

 次に必要となるのは「セルフ・コンパッション」というやり方です。これは自分自身に寄り添うというもので、辛い出来事が起きた時に自分を責めてしまうことを回避するために有効となります。自分自身が自分の最大の味方であることを確認するためにも必要なことだと感じます。そして、自分がどのような価値観を抱いているのかを再確認していきましょう。この価値観を再確認していくことが、ACTを最大限活用していくためには必要なこととなります。

 本作では悩み抱いた時に適切な行動を取るための方法を詳細に説明してくれています。悩みを抱えて心身ともに壊れてしまいやすい現代社会だからこそ、自分自身にやさしくすることで悩みにとらわれずに自分を守るための方法を手に入れておくことが重要だと思います。


ぜひお手に取って読んでみてください☕️

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