今回のおすすめ本 標野凪『伝言猫がカフェにいます』
みなさんこんばんは📚
今回おすすめするのは、標野凪『伝言猫がカフェにいます』という本です!
本作の主人公は天寿を全うしてあの世に行った直後の茶トラ猫のふー太。ふー太は現世にいる飼い主だったミチルに会いたいと思いますが、天界規定により会いに行けるのは七ヶ月先になっているためにすぐには会いに行けません。あの世であっても生活は最小限しか保障しておらず、おやつやおもちゃを買うにはお金が必要みたいです。ふー太はお小遣いを稼ぐためにバイト募集掲示板に立ち寄り、とある求人に応募してみることとします。
ふー太がバイト先に選んだのは〈café pont(カフェ・ポン)〉というカフェ。店主の虹子の話によると、このお店では現世とあの世を繋ぐ役割を担っているとのことです。ふー太が応募した仕事は、「会いたい人」を依頼主の情報をもとに対象人物を探し出し、魂を依頼主のもとへ連れていく「伝言猫」というものでした。そして依頼を一回達成することで肉球スタンプを貰えて、五回達成すると天界規定関係なしに現世にいる会いたい人に会ってもいいことになっています。ふー太はこの仕事を引き受け、ミチルに会うために奔走していきます。
作中では他作品に登場した猫も登場しているので、猫を通して作品同士の繋がりを感じることができます🐈
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