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今回のおすすめ本 ラス・ハリス『相手は変えられないならば自分が変わればいい』
みなさんこんばんは📚
今回おすすめするのは、ラス・ハリス『相手は変えられないならば自分が変わればいい』という本です!
本作品は心理療法の一つであるACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)についてわかりやすく解説されています。前作では「幸福」について取り扱いましたが、二弾目となる本作は特に「愛」をテーマにしているため、興味を持って読み進めることができると思います。
本作は前作と同様に、よくある愛(恋愛)における神話から紹介されています。例えば、「完璧なパートナーが存在する」(p.17)という考え方です。これは理想の相手がいれば特に努力することもなく幸せになれるというもので、時代を問わず信じている人が多いと思います。
しかし、実際にはそんな人は限りなくゼロに近いのではないでしょうか。表面的にな仲が良く見える夫婦やカップルでも、実際には関係がうまくいっていないことも多々あります。それはSNSにおいてより顕著になっている印象があります。
本作では心理療法ACTを応用してパートナーとの関係を見直そうというものとなります。特にマインドフルネスの考え方にある「いま、ここ」に意識を向け、「愛の行動」を選択する効果を見ていくものとなります。
注意点としては、DVなど心身の危険が伴うまでに状況が悪化してる方を対象としているものではないことです。
そして、本書に書いてある内容が必ずしも正しいわけではなく、実際に試してみて初めて意味のあるものになるというものです。
パートナーとの関係性を良好にするためには双方の努力が必要となります。本書ではエクササイズとしてパートナーと協力して取り組むものが組み込まれています。もし今のパートナーとの関係を続けていきたいのであれば、一緒に取り組んでみてください。
また、本作では恋愛を焦点に当てて解説がなされていますが、どの人間関係においても応用が利くものだと思います。
ぜひお手に取ってお読みください☕️