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今回のおすすめ本 標野凪『本のない、絵本屋クッタラ おいしいスープ、置いてます。』

みなさんこんばんは📚
今回おすすめするのは、標野凪『本のない、絵本屋クッタラ おいしいスープ、置いてます。』という本です!

 本作の主人公は北海道札幌市に『絵本屋クッタラ』を営む店主「広田奏」と友人の「八木」。このお店のコンセプトは「本を置かない本屋」で、お客に合わせて絵本を見繕います。彼らのもとには日常生活で悩みを抱えたお客が訪れていき、奏はお客の要望に合う絵本を選んでいくのでした。

お月様のスープ

 病により親友を亡くした敦子は、生前に親友の「もう一度二人で旅に出たい」という願いを体に障るとして止めてしまったことを後悔しています。敦子は『絵本屋クッタラ』に訪れ、『曇っている心が晴れやかになる本』を要望します。
 奏は「生前親友のために何かできたことはなかったのか」と後悔する敦子に、どのような絵本を選ぶのでしょうか…。

心が丸くなるスープ

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