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【日記】「文庫専用本棚」を買ってみたら《ここ1年で買ってよかったもの》


 唐突だが、非常に唐突なことは理解しているが、ここ1年で買ってよかったものの話。
 みなさん、「文庫専用本棚」とやらをご存知ですか。ええ、その名の通り、「文庫本しか入らない本棚」です。新潮文庫、講談社文庫、ちくま文庫などなど、小さな文庫本を整理するための本棚を、ついに買いました。いつだったかな、今年? いや、去年?(適当すぎる)まあいずれにしろ、購入してから半年から1年くらいは経ったかな、というところです。

 買ったのは、楽天で。「家具衛門」というメーカーの、「文庫本専用本棚DAKE」という商品名のやつです。

くわしくはサイトを見てほしいのですが
https://item.rakuten.co.jp/kaguemon/sn-dake-b1860/?s-id=ph_pc_itemname
 
 400冊収納可能、入るのは文庫本のみという潔さ。しかも上下がぎっちぎちになる高さじゃなくて、本を取り出しやすいよう、棚上部に指一本分を差し込めるスペースは開けていますという気配り。おうおう、だったらいっつもぴこっと一冊だけ飛び出すハヤカワ文庫もちゃんと入るじゃないの! ということでこれにしたわけです。


ででーん! このぎっちり感がたまらない。

 
 そもそも、これを買おうと思ったきっかけは、祖父から大量の時代小説・歴史小説が送られてきたことでした。私がものを書く仕事をしていると知っている祖父からある日、突然「じいちゃんの小説、いるか?」と連絡が。ウン、くれるなら是非〜とごっつぁん体質なわたしは内容も量も確認しないまま適当に返事してしまったのですが、届いてみると、まあ、すごい量。でっかくて重い、玄関から運ぶのだけでも腰が砕けそうな段ボールが、一箱、二箱、三箱……えっ!? まだあんの?
 ってな具合で、途方もない量だったのでかぞえるのは諦めたけど、箱を開けるとそこには、まさに宝の山かと思うような年季の入った文庫本の山があったのでした。

  サラリーマン時代、祖父は電車通勤していたので、そのお供に、こういった時代小説や歴史小説をよく読んでいたようです。司馬遼太郎、池波正太郎が多かったかな。  


 ものすごく几帳面な祖父は、こうしてシリーズものの作品も全部まとめてくれていて、しかもそのどれもこれもが、なんとカバー付き!!!
 わたしが子供の頃に通っていた本屋さんのブックカバーがかけられているものとかもあって、こういうところで、なんというか、アナログの強さを感じました。その本屋さん、今はもう閉店して電気屋さんになっちゃったんだけど、こうしてブックカバーに触れられると、あの本屋さんに通った時間は現実にあったんだ、わたしの思い込みじゃなかったんだって、実感できるよね。
 
 

じいちゃんありがとう〜


 
 そんなこんなで、もともと重度の積読ニストだった上に祖父からの引き継ぎがあったもんだから、これは今ある本棚じゃ入りきらんということで、あの文庫専用本棚を買うことにしたのです。


アーーッ、隣の棚が崩壊寸前


 届いてみたら、頑丈だし木の厚みもしっかりしてるし、何より売り文句にもあるとおり、「本をしまいやすく、取り出しやすい」というのが本当にうれしいです。文庫本がぎっちり詰まっている様子を眺めるのも至福。ひゃっほう!
 まだ入りきってない文庫本もけっこうあるので、もう一つ買おうかなと考え中です。
 それより、ハードカバーの小説やビジネス書を主にしまっているIKEAの本棚がやばいんだよな。一人暮らしデビューするときに買ったやつで、ねじとかももう取れちゃってるし、真ん中の棚板もUの字に歪んでるし、崩壊寸前です。うひー。こっちも買い替えます。おすすめの本棚あったらぜひ教えてください。
 
 それはともかく、「文庫専用本棚」、買って本当によかったです。





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