まぶしさが軽減できると少しラクなので~今年の買ってよかったもの~
天気の良い日は空がまぶしい。
窓から入る光がまぶしすぎる日は、調子悪くなってきてしまう。
車を運転しながらまぶしいと、視界がふらふらしてきてしまう。
運転中にまぶしいと感じる日は、雨天と夜以外、私にとってはほとんどずっとだ。曇っていてもまぶしくてつらい。母もそうらしいのだけど、私も「まぶしがり」。たぶん母方の祖父も。そして私の息子も。共通するのは自律神経の調整が、みんな苦手。
私がメニエールを発症したのは25歳の頃。私の場合はちょっとしためまいも、メニエールの前ぶれとしている。本当はそうじゃないのかもしれないけど、「メニエール気味」と言うことで、夫に「=今、クラクラとフラつきがあるんだよ」と理解してもらっている。
寝不足が続いたり、首まわりがやたらにこったりすると、メニエールはやってくる。台風や嵐がやってくると気圧のせいか、自律神経が調整できなくなって、やっぱりメニエールはやってくる。車に乗っていても山を越える時にどうしても寝てしまうのも気圧に関係あるのかも。寝る時は何ともなかったのに朝起きたらグルグル視界が回転している日もある。
そしてまぶしさ。
朝、家を出るまで平気だったのに、車を運転していると「ちょっと良くないなあ(調子が)」と思う時もある。
体調があやしくなるそんな時は前からあるので、昔からよくサングラスをかけていた。運転中は特に危険だし。
ついこの間までは、夫がサイズが合わないけど手放せずにいた物を譲り受けていた。
夫がマラソン大会に時々出ていた頃に買った物で、スポーツタイプのカッコ良い形。さらには色が。スポーツタイプのサングラスはたいてい虹色というかアブラ色をしていたり、ピンク色をしていたり。どうも派手なものを選んでしまう。
こんなのカッコ良すぎて恥ずかしい! と思っていたけど、買い替えるほどこだわりもないし、せっかく買ったのに使わないともったいない気がして、それで運転していた。
そうやってずっとサングラスをかけていたけど、すっかりまぶしさが抑えられるわけではなく、少し軽減するかな。その程度でもかけないよりは全然良い。とにかく必須なのだ。
でもこの夏、そのサングラスが劣化によって壊れた。
そこで秋に誕生日がある私は、夫にサングラスをねだった。
ところがどんなものが欲しいかと考えた時、女性用のオシャレなサングラスは着けられないと思ってしまった。なんでだろう。今さら気恥ずかしい。
サングラスってやつは、結局どんな物だろうが、かけているのはカッコ良すぎる気がして何だか恥ずかしいのだ。
そう気が付くと、やっぱりなじんでしまったスポーツタイプが良いと思える。
で。今、手元にあるのがコレ。
前までみたいにアブラっぽく光っているわけではないし、ピンク色でもない。
ありがとうね。
軽い気持ちでカバンに入れ、次回の運転に備えておいた。
そしていざサングラスをかけ。
……!!
「わっ!」
思わず声が出た。
いっしょに車に乗っていた夫に「なにこれ!」と声をあげた。
なにこれ、まぶしくない!
と言うと「そりゃサングラスだものね」と落ち着いている夫。
いやいや、今までみたいなのとちがう! 目が落ち着く! 疲れないよ!
ひとしきりかけたり外したり、「ほおーら。すごいでしょー」と夫にかけさせたり。大騒ぎしてしまった。
どうやら「偏光」グラスだかららしい。
「えええ。こんなに違うの? 今までかけてたサングラスは偏光機能なかったの? サングラスなのにあまり意味をなしてなかったってこと?」
偏光機能のあるサングラスだと、日光のギラつきがとても少ない。完全にシャットアウトされるわけではないけれど、景色全体のまぶしさがない。かけると、まぶしさに抗う力が緩んで目全体が穏やかにいられるのが実感できる。明らかに目にやさしい。
レビューを見ているともっと期待している方たちにとっては物足りないようだけど、偏光グラスを体験したことがなかった私にしたら充分満足。
「まぶしさでメニエールが悪化していたのが、防げるかも!」
希望でいっぱいの日々が私を待っている! と言わんばかりに鼻息が荒くなる。
そんなわけで、買ってよかったというか。買ってもらってよかったというか。買ってもらったから「買ってよかった」のタグはつけちゃいけないのかな。とりあえずつけてみる。
手に入れたコレは、名高いスポーツブランドなわけでもないからか、そこそこにお手頃な値段でもある。
まぶしがりの人、光が強いせいで自律神経の調子が悪くなる人におススメ!!