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山内朋樹
2021年8月29日 10:37
*以下は2021年7月28日の『京都新聞』夕刊「人文知のフロンティア」に掲載された記事です。 勝手口のドアを開けると小さなグミの木があった——四歳から十三歳の秋まで住んでいた、子どもながらに狭く古ぼけたように感じていた長屋状に連なった社宅の庭の話だ。 暑い夏の日にゆらゆらと赤い実が揺れるその木に登って梢に手を伸ばし、渋いばかりでたいして旨くもない果実を口に含んだ。グミの木の隣には小さな家庭
Hisamatsu Yoshiyuki
2023年12月19日 14:06
この記事はファンタアドベントカレンダー2023の20日目です。はじめにことの発端は、コロナ禍になり、家で過ごす時間が増えたことだったような気がしています。なんとなく日記を書いてみるのもありかもしれない。時間はあるし、ダラダラしているのも勿体無いからやったことないことを習慣化してみたい。そんなことを考えていました。何のツールで書くかは迷っていましたが、せっかく書くのだから、ブログっぽくした
きたがわたまき
2023年9月26日 21:35
私の通っていた中学校には落語研究会いわゆる「落研」があった。大学ではよくあるサークルだが、中学校にこの落研があるのはめずらしいのだろうか。当時(今のシステムはわからないが)、中学校では課内クラブと課外クラブがあった。課内クラブは授業の一環で必須科目、一方の課外クラブはいわゆる部活で参加は自由だった。落研は課内クラブに属しており、学芸発表会(学芸会と文化祭の中間のような行事)でお披露目をしていた
ばなちょこ
2023年5月5日 22:23
注意:この記事は、「放送禁止劇場版 ニッポンの大家族 Saiko! The Large family」、「樹海の奥地にある、少し不思議な村で1週間生活してみた。」のネタバレを一部含みます。日記:5/4、5/5 昨日、後輩が借りてきたDVDを大画面のスクリーンで鑑賞した。タイトルは「放送禁止劇場版 ニッポンの大家族 Saiko! The Large family」である。 これは埼玉県に暮