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ウケる日々

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ウケた記憶のこと
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#生活

ステーキを焼いて食べただけの話

ステーキを焼いて食べただけの話

ステーキ肉を焼くことにかけては、他の追随を許さないことで界隈では有名な僕。
妻はいつも「すごい美味しいね!!」と言って僕が焼いたステーキを食べてくれる。ステーキだけに素敵な笑顔でやかましわ。

霜降りの「口の中でとろける」タイプのステーキ肉は、僕に言わせれば邪道だ。肉食べる意味ないやんそれ、とさえ思う。とろけるを楽しみたいならチーズ頬張っとけよ、ってなものである。
あ、口調が荒くなってしまってごめ

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会社のお世話になった先輩が、バッチバチにキメてた話

会社のお世話になった先輩が、バッチバチにキメてた話

以前僕が会社員をやっていた時代、経理に山田さん(仮名)という女性がいました。
年齢を誰も知らない謎多き方で、ちょっとした美人でした。

いわゆる「仕事できる女性」みたいなオーラをまとっている山田さんは、ある種プライドの高い雰囲気もあり、まるで村上春樹の小説の登場人物のような口調で話す人でした。

「かわなべさん、この前伝えた書類の提出期限が迫ってるわ。期日内に、間に合うかしら?」

僕は、現実世界

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吉野家すごすぎでしょ

吉野家すごすぎでしょ

牛丼チェーンの「吉野家」を知らない人はいないと思います。
もし「知らない」という人がいたとしたら、僕ならこう言います。
「安くておいしいから、食べてみてください」

いや、フツーかい。フツーのこと言うんかい。その言い回しなら、ちょっと変わったこと言わんかい。
と、思われた読者さま、失礼しました。
いかんせん、フツーの平凡な僕であるからして、発言もフツーです。

それはそうと、普段から食にあまり頓着

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友達のマーチン

友達のマーチン

僕には、中学から25年近くの付き合いになる、大原くん(仮名)という友だちがいます。
僕は大原くん(仮名)を「マーチン」と呼んでいます。
今だに月に3.4回くらい2人で遊ぶほど僕はマーチンが大好きですが、マーチンは僕のことをもっと大好きです。

なぜなら、僕が休みの日、またはその前日に必ずと言っていいほど、こんなLINEが送られてきます。ひとこと、
「どした?」

いやおまえがな

おまえがどうした

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