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2017年1月の記事一覧
書評#8 『PRAY FOR JAPAN』
If you want someone to ganbaru (to try hard and not give in),
it's better for you to ganbaru once than tell him or her a hundred times to do so.
All of us, let's ganbaru.
その揺れは経験していないし、その瞬間何もできなか
書評#7 フランソワーズ・サガン『悲しみよ こんにちは』
これ読んだ時 女として生きていくなら フランス人がいいなぁと思ったことを思い出す
悲しみに 名前を付ける18歳なんて
おしゃれすぎる
よんでしばらく 圧倒されたことだけ 覚えています
書評#6 寺山修司『書を捨てよ、町へ出よう』
書を捨てる、という宣言にも、書が必要とされている。
みたいな一種の矛盾は、あっさりおいて行かれ
「私」の衝動は、遠く何処かの「町」を目指すようになる。
町は、「私」を放っておかない。
町が、「私」と交わる。
町で、「私」は、新たな「私」を孕む。
読むほどに実験されてくような感覚が面白い。
捨てろとけしかけられる情動。行動。
そしてそれら総てが、この手の「書」に端を発していることに気
書評#5 リンドバーグ『海からの贈り物』
私にとっての「はたち」は、ジェンダーに呪われた1年だった。
とはいえ、その布石はもちろん20年の間に散々置かれてきたものだから
正確には、その一年に多くの自己暗示を指摘され、払拭することで
より強く自分が生きてきた「女性」を自覚した印象の年。というところ。
どうして性差を語るとき、女性が女性を踏絵にしなくてはならないのかなー。
という不快感から、私はこの身体と意思の齟齬に関する一切の不満
書評#4 鷲田清一『聴くことの力~臨床哲学試論』
弱さだって 力だ。
なにもできなくても 寄り添うことはできる。
本当に傷ついた人の隣で 自分は相当に無力だけど
この本を読んだから 自分を責めずに済んだ。
わたしの お守りのような本です。
-★★★★★
書評#2 村上春樹『ノルウェイの森』
影響力強すぎて 再読するのがこわい。
読んだら 1週間は 仮死状態になります。
次 いつ読むんだろう?
そのとき 何を思うだろう?
そういう意味で 人生のしおりみたいな 1冊。
もう少し年取っても これを読んで胸潰れる自分でいたい。
-★★★★☆