本を選ぶこと
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
先日、池袋で開催している「読書しない読書会」に参加してきました。こちらは一般的な読書会とは違って、まずはジュンク堂書店で選書を行ってから、本の内容ではなく本を選んだ理由を語る会です。
1時間、本を選んでいく中で、気づいたことが多かったです。
最初にくじ引きでフロアを決めるのですが、私はジュンク堂の6Fと7F、コンピュータや医学、理工書が並ぶコーナーです。正直、今まで立ち寄る機会が少ないフロアです。
最初の10分くらいは、結構時間があるなとも思っていました。普段興味があまりないため、時間が経つのが長いと思うくらいでした。
だが、いざ自分が普段読まないコーナーに放り込まれると、自分がどんな基準で本を選んでいたのかがわかりました。
まず、自分が必要性で本を選んでいたこと。
今後読むか、役に立つか、勉強になるか、
費用対効果が望めるものかという理由で本を選ぶ傾向にありました。
あとは、周囲に影響されて読んだ本が多かったこと。
最近読書会でオススメされていたな、広告で見たな、SNSで話題だったななど、気付かぬうちに周囲の影響を受けていました。
必要性で本を選ぶこともできました。人類史とか進化の歴史とか、学びたい分野の本を選択することもできました。
だが、そのような選択の基準で選ぶべきではないのだなと、この会の趣旨として、感性で本を選ぶべきだと思った。
自分の興味が惹かれるところへ、感性で求めている本を探すよう努めた。
それでも、頭の中でやはり渦巻く。
その本は本当に必要か、
お金払ってまでも買いたい本なのか、
今後読むべき本なのか、と。
その質問に対して、イエスだと言える本。
いや、たとえノーがあったとしても、読みたいと思える本。
そんな本を選ぼうとした時の、葛藤と高揚感は忘れられない。
主催の方もおっしゃっていました。
「書店に答えを求めてはいけない」
正解を求めて書店に行くのではなく、時には心が求めているものを探すために書店に行ってみてはいかがでしょうか。それではまた次回!
・追記
参加者には「読書しない読書会」のオリジナルトートバックが配布されます。是非一度体感してみてください。
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