レベルがダンチ 読書しか勝たん
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
読書会の参加者には様々な人がいるけれども、あまりお見かけしないタイプだと、陽キャやギャルが挙げられる。
陽キャやギャルだから本を読まないというわけではないが、いわゆる「住んでいる世界が違う」のだろう。
ギャルから「マジで!?あたしも超読書家だよ!?プルーストの『失われた時を求めて』全部読んだし超好き!」と話しかけれられてもそれはそれで困りそう。いろんな意味で。
そもそも、神保町の古書店街で本を探すギャルもあまり見かけない。フォトスポットとして訪れる人は多いけれども、読書を目的にしているかは分からない。
とは言え、世界が違うからと線引きするってのは良くないだろう。どんな人からも学ぶべき点はある。
誰が申請したのか、会社の図書スペースにて異彩を放っていた赤萩瞳さんの「鬼強ギャルマインド」SDP (2023) が目に留まり、バイブス上がって紐解いた次第。
著者曰く、見た目や性別、年齢などは関係なしに、誰しもが「ギャルマインド」を心に飼うことができるという。
確かに、底抜けの明るさとか、仲間意識の強さとか、自己肯定感の高さとか。傍から見ても、人生楽しんでるな感は強いし、リーダーシップとしてもマジパない。
それに、自分が好きなことを貫く姿勢は見習うところがある。
嶽本野ばらさんの「下妻物語」や伏見つかささんの「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」ではないが、誰がなんと言おうと『私はこれが好きなんだ』というスタンスは最強だ。
仕事だって「好きだからこそ」続けられるし、「好きなもの」同士が集まれば、それ相応の力を発揮できる。
その点は、学生時代にアニメオタクだった身としても共感できる。
案外、オタクであることをオープンにしていた方が、同じような仲間が集まるものだし、「ウチら」の読書会もそういう感じだし。
著者もオタクやギャルも「好きなことを貫く点」は同じであって、ただ主役が『自分』か『推し』かの違いだと言う。
ギャルの大前提、人生の主役は自分だと思える点も、考え方としては学ぶところがある。
本を読む人生が孤独だとしても、電車で本を読んでいて知り合いに「昭和かよ」言われようとも、読書はやめられない。
誰が何と言おうと本が好きと、読書しか勝たんと胸を張って言える。
読書に限らず、自分の仕事や生き方においても、自分の好きを貫き通すギャルマインドは大事なんだと。
なるほど、俺はギャルだったんだな。それに気づいちゃうとは、やっぱり俺天才かも。
イカしたナウい自禾尓読書家って感じ? バイビー!
こんなキャラじゃなかった気がする……。