やはり本棚は整理すべきという話
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
毎週のように読書会を開催し、時に他の読書会に足を運び、先日は神田古本まつりに行って、どんどん本棚が未読本で埋め尽くされております。最近ようやく購入した本棚も既に埋め尽くされ、本棚の横に平積みされております。
そんな中、先日図書館で手に取ったのが千田拓哉さんの「読書の技法」アイバス出版 (2013)。千田さんの「人生で大切なことは、すべて『書店』で買える。」は少なからず私が本を読むきっかけになった本であり、今でも時折読んでおります。
千田さんの著書はとにかく読みやすく、そしてシンプルながらもグッとくる話が多いです。この本では本の読み方や使い方、そして捨て方などが記されております。
中でも、「積読はその人の志の高さ」とは、なんといい言葉なのだろう。
そうなのだ! 我々自称読書家は、読んでいない本からの無言の圧力に耐えているのだ! その分我々は膝を曲げるように、大きく羽ばたくことができる。積読万歳である。
そう思ったら後半、「本棚ははみ出したら、捨てる」べきとも言う。
ぐぬぬ、確かに。本棚は自分を映し出す鏡、本棚が整理できていないのは、自分の身の回りのことも整理できていない表れであろう。いや、自分自身が曖昧だからこそ、自分の本棚に大事なものがわからないのだろう。
最近読破したグレッグ マキューンの「エッセンシャル思考」かんき出版においても、自分にとって本当に大事なものを見極め、残りを捨てると述べている。
捨てることには努力がいる。自分なりの基準を持っていないと、クローゼットの洋服のようにいつまでも残ってしまう。それは本棚も同じで、意識して捨てることを選択しなければ、いつまでも本棚を圧迫し、いずれ床が抜けることを危惧しなければならなくなる。
では、どんな基準で本を整理するか。
本の整理は人間関係の整理に似ている、か。
誰しも自分にとってメリットがある人や、得がある人、一緒にいて楽しい人と出会いたいものである。会社の愚痴やネガティブな話ばかりしている人とは距離を置くようにするように、本棚も好きか嫌いかが曖昧な本とはお別れすべきである。
すると、新しい出会いがある。
本棚に空白が生まれると、読書家であれば本棚を埋めようとする。
そして、新たな本に出会うことができる。
人間は所有しているものを手放すのは難しい。だが、今握りしめているものを手放せば、きっと新しい作品や本に出会える可能性がある。
だから本棚は整理すべきなのだ。まずは自分の本棚から見直そう。年末までには。それではまた次回!