酒と読書の共通点
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
体調が戻ったのもあって、ようやく気兼ねなくお酒が飲める。やはり、何をするにも健康体が前提にあるのだなとしみじみと思う。
一応自分なりのマイルールとして、平日にお酒を飲むのは水曜日と金曜日と決めている。流石に毎日呑まなきゃやってやれないほど、毎日疲れてはない。
母方の血筋が酒飲みということもあって、わりとお酒は飲める方である。でなければ、飲み有り読書会の主催なんてやってられない。
大抵の人は、お酒を飲むと本が読めなくなるという話を聞くが、私はわりと飲みながら読書もやっちゃう。居酒屋なんかでも、気にせず酒を飲みながら本を読んでいる。
よくその状態と環境で本が読めますねと聞かれることもあるが、私からしたら、スマホでゲームしたりSNSを見たりする行為と大差無い。媒体が違うだけよって返答している。
それはさておき、酒も読書も、酔いしれることに共通点がある。
いい作品や文章、ストーリーに出会うと、まるで酔ったかのように頭がふわふわすることがある。
私の場合、記憶にあるもので言うと、村上春樹さんの作品でその経験をしたことが多い。
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年。」や「1Q84」など、滅茶苦茶のめり込んで読んだけれども、終わったら、自分は一体何を読んだんだっけ?と思ってしまうような、あの感覚。
でも凄い気持ちいい体験をしたってのはあるけれども、一体何を飲んだんだっけ?と思ってしまうような、あの謎の幸福感。
本を薬や食べ物に例えることがあるように、本をお酒に例えても、また一興であろう。
でも飲むからには、しっかり味わって楽しみたいもの。飲み過ぎは体に毒だし、二日酔いになってしまったら、もとも子もない。
ただ、読書に限って言えば、どれだけ酔いしれても困ることはないだろう。アルコールを摂取することなく、本の世界に酔える作品に出会えるのは至福であろう。
唯一懸念点を挙げるとすれば、浸りすぎると抜け出せなくなることかな。読書はハマると次から次に読みたくなってしまう。
その他、銘柄にこだわりすぎて、他の作家や作品を読まないのも勿体ない。
酒にも酔って、物語にも酔いしれる。そんな至福の金曜日。それではまた次回!
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