内向型 or 外向型、どちらでもないモヤモヤ感。
昨今、「内向型」「HSP」関連の書籍が多く出版され、一度は見聞きしたことも多いと思います。
また、ネットでは、内向型・外向型診断テスト、HSP診断テストなどもあり、簡単なアンケートに答えるだけで自分のタイプがわかります。
みなさんは、こういう類の性格診断テストをやったことありますか?
私は、自己探究が趣味なので、自分の一面を知るヒントとして、『~ 診断』と名のつくものは、とりあえず試してみたくなります。
今日は、心理学系の勉強会にオンラインで参加し、「内向型」「外向型」について概要を学んだ後、自分はどのタイプかを25項目のアンケートに答えて診断をしてみました。
結果は・・・
両 向 型
内向的でも外向的でもない、「両向型」といもの。
自分では、てっきり「内向型」に振れているイメージを持っていたのですが・・・。意外でした。
でも、その診断テストの回答方法が、「はい」「いいえ」の二者択一。時と場合によるからハッキリ答えられないよな~と思う質問も結構ありました。
ま、そんなことは折り込み済みで診断テストをするわけなのですが・・・
私はこういう類の診断テストを受ける場合、いつもなんですが、
中途半端な診断結果になること
が多いのです。
どの要素(タイプ)にもまたがってしまって、あいまいな結果になります。
今回も、「両向型」という結果で、少し残念に思ってしまう私がいました。なぜなら、自分という人間を、明確に定義できないモヤモヤ感が残るからです。
また他の診断でいえば、有名な「エニアグラム9つの性格診断」は、3つの性格(芸術家、研究者、楽天家)が同点となってしまい、どっちつかずの結果。
また、縦横2軸で4つタイプがあるマトリックス分類も、4つのどこにもハッキリ属さず、いつも十字近辺をうろうろしているのです。
血液型診断のように、A、B、O、AB型とハッキリ分類されたい。どこかにうまくハマる安心感を得たいのだと思います。
でも、心のどこかで、こんな簡単な診断テストで
自分を簡単にカテゴライズされてたまるか!
と斜に構える私。人の心ってどうしてこうも複雑なのでしょうか(笑)。
◇ ◇ ◇
そんなこんなで、どこにも当てはまらなくて、あいまいで中途半端な私。やっぱり、どこが掴みどころがない自分に不安が残ります。
その理由の根底にあるのは、
”恐れ” です。
私は、昔から自分に対して、突出した個性(才能)を持っていないというコンプレックスがあります。
例えば、学校の教科や仕事に関しても、平均点は取れるけれど、際立って専門的に一番に上手にできることがないのです。
「器用貧乏」とまではおこがましくていえないけれど、平均、平凡、中庸というか、きっと誰の印象にも残らず忘れさられてしまうレベルかなと。
「特徴」と「特長」両方持っていない焦りがあるから、一芸に秀でる個性や才能がある人に強い憧れを持ってしまいます、
昨今「個人の時代」といわれて久しく、個が輝きやすくなる社会に変容しています。でも、この”個性の時代に通用する個性”が、果たして私にはあるのだろうか?
白か黒、またはビビットな原色でなければ、
この世界から私は目立たず埋もれてしまうのではないか?
そんなことを心の深いところで、不安に思っている自分にハタと気づいたのです。
でもデメリットばかりではありません。
今、メリットも思いつきました!
「あいまい」 「中途半端」 「器用貧乏」
「平均・平凡・中庸」
であればこそ、その場その場で臨機応変に、自由自在に自分を変えて、立ち振る舞うことができるのではないか。
これは決して、自分軸がないとか、個性(才能)がないとかではない。これを個性(強み)に育ててしまえばいいのではないか。
来年でさえどうなるかわからない今の時代は、この方が好都合かもしれない。
私はやっぱり白にも黒にも、人目を惹くビビットな原色にもなれないけれど、
どんな色とコラボしても馴染みやすい、私の好きなあいまいな色(グレージュ)で生きていくとしよう♪
正直、ちょっと不安だけど、これが自分にとっての正解な気がするから。