店長、22歳の誕生日
本日1月12日は僕の誕生日である。
こういう誕生日の投稿っていうのは夜する人が多いと思うけど、今日夜に書く時間が取れなさそうなので朝書くことにした。
僕は平成11年生まれ1月12日というゾロ目まであと一歩の所で少し遅く生まれてしまった22歳である。どうでもいいい情報である。
意外と1月のこのタイミングで誕生日迎えることは少しついてない。
高校の時はセンター試験の被っていたし、成人式は1日足らずで成人になることができず、昨年は店長になって早々会社のビジョンについて1日mtgをしていた。本当に恵まれた誕生日だと思う。
まぁこんな感じで22歳になった訳だが、過去の自分に今の活動を『想像してみて!やばいよ!』と言っても想像出来なかったであろう。
小さいとき近くにある中華料理屋に外食に行くのが好きだった。
外食は家の料理とは異なり、お金を払って好きな食べ物を食べることが食べる。
それが気づけば僕はお金を受け取る側に回っている。
お金という対価を受け取ってお客様を喜ばせる側に回っている。
しかもお店の店長である。
家族で出かけた時にお店にいる人の名札に『店長』書いてる人はどれも高齢者の方が多かった。
だから子供ながら『店長はおじいちゃんと同い年ぐらいになれない仕事』だと思っていた。
そして自分とはしばらく縁がないお仕事なんだろうなとも同時に感じてた。
そして大学1年生になり人生で初めてアルバイトを経験した。
最初にしたアルバイトは引っ越しで、次にライフガード。そして薬局落ちてスポーツショップを経験してきた。
今となってはどれも良い経験である。
引っ越しは『2度としない』と思った。
ライフガードも『2度としない』と思った。
薬局は『絶対受かった』と思ったのに落ちた。よく分からん。
スポーツショップは意外と面白かった。
引っ越しは社員の言葉遣いが横暴で嫌だった。
ライフガードはTHE体育会系の感じで社員に皆ビビりすぎていてそうした権力で萎縮させている環境が心地良いと思えなかった。
スポーツショップは初めてお客様に商品を売るということをしたので良い経験だった。現在のコミュニケーションの土台はここで培われたのかもしれない。
僕はどのアルバイトでも共通にしていた事があった。
それは『なんで今の仕事をしているんですか?』と質問していたことである。
なんか面接とかでも聞いた事があるからなんていう世間知らずだろうと今とはなっては思う。こんなアルバイトいたら嫌だ。
でも、聞いてみると意外と原体験というものは相手が18歳世間知らずA君であろうと語ってくれるものである。
そして共通してたのは『みんなその仕事がしたくてしている人』はほとんどいなかった。
子供頃の石川勝巳は働いている人は皆、好きでその仕事をしているのだとずっと思っていた。
けど現実にはそんな人はほとんどないということを知った。
そして、いかに社会は厳しいのか、やりたいことをするというのが難しいのかを教えていただいた。
そんな質問していた人の中に『給料良くないとこの仕事しないわ』と気持ちいぐらい正直な人がいたが僕はこの人が好きだった。
その人はマネージャーの仕事をしていて売り場に立たずずっとPCの画面を見ていた。(そういう役職によって業務内容が異なるのも後から知った。)
あまりに売り場が混雑してない時以外はその人は売り場に立たなかった。
その人に思っていることを素直に聞いた事がある。
『いつも座ってないで売り場に立ってくださいよ〜』や
『僕がPC見ておくんで売り場に言ってきてください』とも言った事がある。
勿論、そんな事が言い合える間柄ではあった。10歳以上離れていたが。
当時の僕はただサボっているとしか思えなかった。
でも、時が経った今『何をしていたか』がよく分かる。
その人はお店の頭脳であった。
その人が現状を分析をして対策を考えてくれるから僕達には出勤したら『やるべきこと』を与えてくれた。
売上に行くための『ノルマ』を達成したら褒めてくれたり、いかなかったら一緒に考えれた。
その人がいたからあのお店が競争率激しい市場の中で生き残っていたと後から知った。
人の技量がお店に反映されると知った時、僕はお店を回ることが1つの趣味となった。
同じ系列店でも掃除がよくされていて、接客が気持ちいお店と
掃除もめちゃくちゃ声もない死んだようなお店に分かれている。
『ああ、このお店のリーダーは優秀なんだろうな』と良いをお店を見る度に思っていた。他人事のように。
それが今となっては当事者となっている。
22年の月日とは怖いものだ。
僕がアルバイトからこうした学びをしてきたように『僕はアルバイトの子に良い影響を与えられているのか』と常に不安に襲われる。
多分、誕生日に書く内容ではないと今後悔している。今更遅い。
僕は当たり前だけど『大人の背中』を見て生きて来た。
その背中の結果を参考に将来を決めてきた。
僕のお店の場合の『大人の背中』は僕である。なぜなら店長だからである。
僕の背中が若い子の将来を決める選択肢を与えるかもしれない。
そんなことを考えたら僕にこの1年間は立ち止まっている暇はない。
このお店で働けてよかった。
このお店に来てよかった。
お客様もスタッフもどちらも良い人生の影響を与えられるきっかけとなるようなお店を目指して、今日もお仕事頑張ろうと思う。
さぁ1年後にはどんな自分になってるのかな。
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